2011年08月02日

モラルと決断

うちの近所で、毎年、商店街のお祭がある。
そこで、警察が飲酒運転撲滅キャンペーンをやってたんだそうな。
飲酒したら視界がどうなるかという特殊カメラを被験者につけさせ、直線を歩かせると言うもの。
息子がチャレンジしたらしい。
大笑いしていた。
「教育する相手を間違えてるだろう。子どもにこんな眼鏡をつけさせて、実際に飲酒運転して人をひき殺せば無罪放免。くだらない欺瞞だよ。
警察だけじゃない。日本の司法全部が欺瞞だ。
危険運転致死傷罪なんて、ただの目晦ましだろ。ニュースダネになるような凶悪事件だけに適用しといて、『ほら、こんなに罰が重くなってますよ』というけれど、実際は飲酒し放題、ひき殺し放題じゃないか。」
ご節ごもっともです。

悪徳弁護士や加害者がおかしいのはしょうがないとして、検察や裁判官のモラルが低すぎるのが、なんとも腹立たしい。
すでに今では、轢いた加害者より裁判官の方を憎んでいるくらいだ。
被害者遺族の私の目には、なんでもかんでも加害者に有利になるように判断して、ムリにでも執行猶予にしたかったように見えてしょうがない。

息子「法曹界で働いてるやつなんか、所詮、どいつも一緒だろ。目の前の書類をさっさと片付けることしか考えてないんだよ。」
私「そんなことをして、自分のことを恥ずかしいと思わんのだろうか?仮にも、人の命の問題なのに・・・」
息子「神経が麻痺してるんじゃないの?」
私「そんなヤツが、そもそも、どうしてこんな仕事に就いたのかねー?」
息子「金じゃない?」
私「そんなに儲かるの?悪徳弁護士は儲かりそうだけど。」
息子「裁判官はけっこうもらってるらしい」
私「税金で食わせてもらってる身なのに、無責任で無能な仕事しかしないなんて、政治家並みにクズだな。」

まるで立場が逆。
私の方が思春期の青いガキのようである(笑)
だが、私はあくまで検察や裁判官といった職業には、高い倫理観を要求する。
例えお脳が回っても、しっかりした倫理観がなければ就いてはいけない仕事があると思う。
特に裁判官は、何のために黒い法衣を着てるんだと言いたい。
なんだかご大層な理由があるそうだが、中身が伴っていなければただの茶番だ。

もうひとつ、腹が立つことがある。
「組織なのでしょうがない」という言い訳を何度聞いたことだろう。
そりゃまあ、検察やら裁判所やらは個人運営じゃないので一存でなんともできないことは多々あると思う。
だが、最終的に人は自分の意見や立場を自分の意思で決めなければならないとわたしは思っている。
それができないんだったら、人間でいる意味がない。パソコンにでもなって、コマンド入力でもしてもらってください。
責任の所在をごまかしたい時、人はすぐ「組織が」という。
ダンナは、できうるかぎり組織の中でも1個の人間であろうとしていたと思う。
そのことで、割を食うこともあったようだが、私はそんなダンナを尊敬していた。
骨のあるヤツだと思っていた。

控訴にはならないだろう。
「組織が」とか「判例が」とか言い訳をたくさんしながら、みんなで責任を投げつけあい、結局は死人にすべてを押し付けるのである。

まあ、しょうがない。
いくら言っても心のない人間に感じさせることはできないし、頭のない人間に考えさせることもできない。
加害者も、その親も、悪徳ハゲも、冷血保身裁判官も、(ここに『検察』も入ることにならなければ良い)、みんなゴミみたいな奴らだ。
ゴミみたいに悪臭を放ちながら、勝手に生きていけばいいと思う。匂いが移りそうで、そばに寄りたくない。
もちろん、何かの拍子で控訴になったら、その時は日本の司法のことも多少見直して、私も再度頑張ろうと思う。

ダンナは輝いていた。
私の周りにはすばらしい人がたくさんいる。
長く生きたってゴミのような生活では意味がない。
人生は長短ではない。
それが分かったので、もういい。
(ついでに言うと、うちの父はダンナが死んだ時「早死にする者は結局は負け組みだ」と言ったのである。
友達のほとんどいない父は、大勢に惜しまれたダンナにやきもちを焼いたんだろう。
せいぜい長く生きて、勝ち組とやらになればいいと思う。
あれ以来、父とは口をきいていない。)

そう達観したようなことを言ってみても、どん底気分は変わらない。
台所で膝を抱えて丸くなっていたら、息子がやってきた。
「司法ってゴミ溜めだな。裁判参加なんかするんじゃなかったな。」と弱音を吐いてみる。
「当初、裁判参加すると決めた時、母は『もし、これを投げ出したら自分を許さないだろう』と言っていましたよね。少なくとも、母は責任を投げ出さなかったのでは?」
それはそうだ。こんなに背負い込んで、潰れかかっている。
「怒りの矛先に、自分は含まれていないんでしょう?」
確かに。
だが、結果を出せなかった自分には腹を立ててるけど。
「だったらいいじゃないですか。目的は達成したんですよ。」

こいつは勉強はしないが、時々本当にいいことを言う。
多感な時期に、こんなろくでもない目にあって、歪んでしまったらどうしようと心配しているが、きっと親父みたいな骨のある人間に育ってくれるだろう。
日和見で、筋の通っていないヤツは大嫌いだ。
自分の価値観を持たないヤツは軽蔑する。
この子には、そんな大人になってほしくない。

時々考える。
私がなるべく裁判と関わり合いにならなかった場合と、こうやって裁判参加してあがきまくっている場合とで、何か息子に違いはあったのだろうかと。

何かしらでも、良い方に違いがあってくれたらよいと思うのだ。
posted by とんべり at 07:00| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

イベント当日

次から次へといろんなことがありすぎるので、ブログを書くのが追いつかない。
全部、尻切れトンボになっている。
ダンス・イベントも23〜24日にあったのだけれど、その翌日の結審がとんでもない結果で、踊りどころではなくなってしまった。
控訴の嘆願書を友人にお願いしたり、自分も『嘆願書』という名の告発文を書いたり、その合い間合い間にどん底に陥ったりと、忙しかった。
この結審に関しては、また後日(激烈なヤツを)書くとして、とりあえずダンス・イベントについて。
とにかくもう、踊るしかない。
今週は、怒りを踊りで発散すべく、出られるレッスンには全部出ようと決意している。


というわけで、ダンス・イベントであるが。
どん底の日々の中、これは大きな救いとなった。
オテアを踊るのも初めてなら、ヘイバ・スタイルも初めて(ついでに言うと、あんな凝ったフォーメーションをやったのも初めて)、体育館というステージも初めてと初めてづくし。
さらに裁判との掛け持ち、うつ病もあって、言葉にできないほど大変だったが、途中で放り出さずにやり遂げて本当に良かった。

イベント前日は、衣装の準備などいろいろあるにもかかわらず、判決のことが気になって上の空。
結局、3時間ほどしか寝られなかった上、命綱の向精神薬を家に忘れてきてしまい、舞台の緊張も相まって欝がどんどんひどくなっていく。
午前中に場当たりと通しがあったのだが、本番当日になって『2列前に出ろ』などといきなり言われるし、右の人たちには『前列と1.5開けて』と言われ、左の人たちは1.0しか開けておらず、仕方なく微妙に1.25に立ってみたりと、本番にありがちなトラブルが続出。
それでも、生のタヒチアンドラムが轟く中、ライトに照らされてステージに立っていると、これまでの頑張りが報われるようで、こみ上げてくるものがあった。
この日は、息子と友人が見に来るので、息子にメールして「早く薬持ってきてー!」と何度も訴えたのだが、けっきょく間に合わず、ヤク抜き状態で舞台を迎えることに。
欝のせいなのか、緊張のせいなのか、疲れのせいなのか(たぶん全部)、過呼吸とめまいがする。
舞台でひっくり返らないかと不安が募る。

16時30分、舞台がスタート。


*野鳥を撮ってる友人が踊ってる写真を撮ってくれました。
相当距離があるし、動きも速いのに、さすが!
私ならブレ写真を量産してるところでしょう。
「おまえ、鳥だしな〜(笑)」とは友人の談。(私の名前には「鳥」が入っている)
こんな写真を公開して、どこまで自分が好きなんだよって感じですが、露悪趣味なんで勘弁してください(爆)
前述の記事で衣装写真を見て、体調を悪くした犠牲者がすでにひとり・・・

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↑我ながら、すっげー筋肉。。。
裁判のときに、タヒチアン・キックを被告にお見舞いすればよかった。
法廷侮辱罪になるのかもしれないけど、だったら侮辱したくなるような裁判をしないでほしい。

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↑揃ってて良かった〜
ここはドラムが速くて、いつも追いつかずに困ってたところだったんだけど、最後の1週間の特訓が効いたかも

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↑“ヘイ・プロトゥ”
オテアもいいけど、やっぱりアフロアやアパリマが好き♪

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↑息子に「トシながら、衣装も踊りも要求度が高いものに頑張って挑戦していることは認めよう。50点さしあげるが、70点ほしかったらあと3キロ痩せろ。」と言われましたよ。
だいじょうぶ。
日本の司法がワタクシのダイエットに貢献してやろうと熱心だから、3キロくらい軽い軽い♪

フォーメーションでさほど大きい間違いはしなかったものの、振りで細かい失敗がたくさんあって不完全燃焼。
それでも、お客さんの入りがいいし、すごく乗ってくれるので、こっちもエキサイトしてくる。
体育館で踊ったのは初めてだが、客席に囲まれているせいか、お客さんとの一体感がものすごくある。
これはいい!と思った。

オテア1stとアフロア、アパリマを2本踊ったところで衣装替えである。
着替えるのにはさほど手間取らなかったが、不安材料がひとつだけあった。
この3ヶ月で10キロほど痩せてしまい、きつかったモレがゆるゆる。
先生からカギホックをつけろと言われていたのだが、時間がなくてやっていない。
上からヒップベルトで締めているので、まあOKかと思っていたのだが・・・

衣装を替えて最初の踊りは、胡座をかいて円座を組み、下々の者が「オー!」とか「ヒー!」と掛け声をかけている間に、腰自慢の先生方や先輩方がおのおの、お色気を振りまく。
で、ここから立ち上がる時にモレを踏むと、最悪、パンツ全開状態となるので、いつも用心してそろそろと立ち上がっている。
この日も用心したので、立つ時には問題はなかったのだが、ヒビナウに入って踊りだした瞬間、「びり!」っと恐ろしい音がした。
モレを踏んづけてマジックテープが、はずれたのである。
ヒップベルトもウエストに上がってしまった。非常事態だ!!
が、恐る恐る腰を回してみると、どうやら一瞬はずれたものの、何とかくっついている感触がある。
これなら最後までもちそうだ。
若い子のパンツ公開ならサービスだが、おばちゃんでは犯罪になってしまう(滝汗)
意を決して踊りだしたが、動揺が激しく、位置を間違えまくりだ。
ペアを組んでいるNちゃん、ごめんなさい。

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↑“ヒビナウ”
内円と外円が反対方向にぐるぐる回りながら複雑に入れ代わる。
踊ってる私自身がどこにいるのかよく分からないのに、初見の友人に良く写真が撮れたと感心した。
野鳥を撮ってる人は、やっぱり腕が違う!

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↑この葉っぱは生で、酸性水を吹きかけたり、新聞紙にくるんだり、冷蔵庫に入れたりと、管理が大変。
今は、ダンナの遺骨の上に乗ってます。

なんとかオテア2ndまで踊りきったところで、さらに緊急事態発生!
本場タヒチアン・ドラムのおっさんども(見た目では分からないがヤングも女子もいる)が、完全にビートを間違えたのである。
ポーズをとったまま凍りつく。
踊れない!どーすんだ!!
間違いに気がついたのか、後ろのおっさんどもも、なんだか焦って掛け声をかけているが、途中で止めるのは、なお変だ。
きっと前列の先生が何かするから、それを見て真似るしかないと、1列目を食い入るように見ていると、先生が強引に踊りだした。
後で友人に聞いてみたら、間違った風には見えなかったと言うので、何とかリカバれたようである。
それにしても、プロのくせに何やってるんだか。。。
フラでも、生バンドは、こういうことが良くある。
おっさんどももギャルのナンパばっかりしてないで、ちゃんと仕事しろ!
ポリネシアンは、そういう能天気なところが魅力なのだが、時々、非常にイラつく。

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↑『本場タヒチ』のナンパおやじども。
でも、ドラムはすごい!
『太鼓の達人』の鬼レベをぜひ。

ハプニング続出の初日だったが、何とか踊りきった。
最後は、アフロア隊もそろって“イアオラナ・マナバ・エ・マエバ”を歌い踊った。
この歌は、大好きだがとても辛い。
何年も前、初めて覚えたタヒチの歌で、ダンナとタヒチとの思い出がたくさん詰まった歌なのである。

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この日、息子は小さい方の遺影を膝において、ダンナに私の踊りを見せていたそうだ。
舞台出だしのドラムを聞いた途端に号泣してしまった友人は、後ろの息子を見やったら膝にダンナの遺影を乗せているので、悶絶してしまったらしい。

世の中には、モラルがなくて、自分の頭で考えることも出来ない、クズみたいな人間がたくさんいるが、私は本当に人に恵まれている。
人の不運を我がことのように嘆いてくれる友人たちがいる。
力になろうと手を差し伸べてくれる友人たちがいる。
今回のことを通して、自分の周りにどれだけすばらしい人がいるか、よくわかった。
(どれほどのクズがいるかという事もわかったが)
後で知ったのだが、ハラウの生徒さんの一人が私のブログを読んでいて、ダンナのことも裁判のことも知っていたそうだ。知っていて、黙ってずっと陰で支えてくれていた。
彼女が気遣ってくれているのは気がついていたが、事情を知っているとは思わなかった。
人はひとりでは生きていけない。
ひとりで生きているように思っても、誰かに支えられている。

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↑踊るのに必死でダンナのことは最後にやっと思い出ししました。
この客席のどこかにいるダンナと、遠くから来てくれた友人と、拍手してくれたお客さんに感謝をこめて手を振りました。

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↑優しかったMちゃん
心遣いには気がついていました♪

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↑左から、野鳥撮りの友人 息子 超高齢出産の友人 その中身
この中身君、人間離れした私の厚化粧にすっかりおびえ、「おばちゃんのうちに遊びにおいで」と言ったら、マジ顔で嫌がってた(爆)
「おばちゃんの住む星では、みんなこういう顔をしてるんだよ」と言ったら納得している(するな!)
「もう、おばちゃんは自分の星に帰るね。」と言ったら、ほっとしたようだった。
わたしゃ、エイリアンか・・・

この日は、母と息子と3人で、屋外ステージのPPCのショーとファイアーダンスを堪能。
このPPCの男性ダンサー、ボデーが非常によい♪
精悍で、色が黒くて、盛りマッチョ。目の保養になる。
息子も彼らのカッコよさに感銘を受けたようで「モテそうな方たちですね」と言う。
すかさず、「よし!お前も母と一緒にタヒチアンを踊れ。色黒のマッチョになってマロ(ふんどし)をはけ。バイオリンなんか弾くな、タヒチアン・バンジョーをかき鳴らせ!」といつものDVを発動してみたが、息子もさる者、「遠慮しておきます」とかたくなだ。
母好みの男に育つ気はないらしい(笑)


翌日は、集合も遅かったしたっぷり眠れて気分爽快。
リラックスして踊ることが出来、完全燃焼できた。
声もよく出た。
ホット・オテアの直前、尊敬するT先生と向かい合わせになるところがあるのだが、先生と目が合ったらうなづいていた。
どうやら、私の暴挙は容認されたようだ。

ステージのあとにはけっこう大変な後片付けが待っていたのだが、先輩のMさん(踊りが上手でかわいくて、密かにファンである)が、「スタッフになってない人はそろそろ帰っていいよ。帰りづらいだろうから、みんなで荷物まとめて、さっと出ちゃいな。」と気遣ってくれた。

表に出ると、もう夕刻だ。
ちょうど、ハッピーアワーの時間。
売れ残っていたハワイの地ビールを買い、いけないとは思ったものの2ヶ月半ぶりにアルコールを口にした。

屋外ステージからポリネシア音楽が流れてくる。
ジョギングコースをランナーたちが走っていく。
フットワークがとても軽快だ。

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舞台の後で友人と話す時間があったのだが、ダンナが死んでからおかしな因縁がついて回っているという話題になった。
ダンナが死んだのが、ダンナの親友の結婚記念日。
裁判の日が、私たちの結婚記念日の翌日。
イベントの翌日が、結審の日。
わんこのブリーダーの場所が、事故現場の近く。
イベントが催された場所が、駒沢公園。
実は、ダンナと私は駒大の演劇部で出会っていて、駒沢公園は部活で毎日出入していた思い出深い場所である。
「駒沢公園って聞いたときには、マジかよ?って鳥肌が立っちゃったよ」と友人は言っていたが、何十年も縁がなかったのに、どうしてこういうめぐり合わせになるのか、自分でも不思議だ。
「ドラマだったら『いくらなんでもこれはないだろう』って設定なんだけど、現実だからなあ・・・」(この友人は、中国ドラマや映画の字幕翻訳をやっている。高校時代は脚本を書いていた。)
「韓流ドラマも真っ青じゃない?毎回山場があったり、どんでん返しがあったり、登場人物もどうしようもない加害者連中とか、破廉恥な悪徳弁護士とか、冷血裁判官とか、同情して号泣しちゃう強面おまわりさんとか・・・」
「え?!おまわりさん、泣いたの?検事も論告求刑のとき、声を詰まらせてただろう?」
「本人は泣いたんじゃない、詰まっただけだって言ってたよ。」
「なんだかなー」
「ほんとにねー」
指輪の注文をしたジュンコさんも、私のことを健気だと言って泣いていた。
みんな、泣いている。
だが、当の私は裁判以来、まったく涙が出ない。

あたりはすっかり暮れてしまい、ステージのライトが闇にまぶしい。
ランナーたちが影のように走り抜けていく。
ポリネシア音楽が、切なく響く。

ダンナ、何とか踊りきったよ。
裁判も、なんとかやりきった。
でも、明日は結審なんだよ。
一体、私たちはどうなるんだろう・・・
そう思いながら、ほんの少しだけ泣くことにした。

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posted by とんべり at 11:13| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | フラ&タヒチアンダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

『夢』2題

ダンナが死んでから、特に夢を見ない。
毎日疲れ果てて、薬で朦朧として寝てしまうばかりだ。
それでも、ふたつほど、印象に残る夢を見た。

今朝、見た夢がひとつ・・・

『白い崖』

みんなで旅行に来ていた。
海辺の小さな観光地で、真っ白な、どこまでも続く崖の下に、澄んだ碧色の海が広がっている。
少ない海水浴客が、楽しそうに水と戯れ、時折、子どもの笑い声が響く。
と、波を分けて夫がゆっくり姿を現した。
私は夫に向かって走り出したが、みなが「死んだんだからここにいるはずがない」「これは何かの冗談だ」「近づいたらいけない」と口々に言う。
夫はいろいろなことを覚えていない様子で、ぼんやりと辺りを見回している。
でも、私のことはかすかに覚えているのか、私を見ると腕をそっとまわしてきた。
その体が温かい。
葬儀の際、洗ってあげた髪がどんなに冷たかったか、それを思い出すと、ここにいる夫は確かに生きていると思う。
「死んだことを思い出させなければ、ずっとここにいてくれるかもしれない。言っちゃダメだよ。」みなにそう言って夫の顔を覗き込むが、その目はどこかずっと遠くを見ているようだった。
白い崖に、碧の波が寄せては返す音が、響いていた。




もうひとつは、死んですぐに見た夢である。

『青い花』

私は、海辺にある小高い丘に登ることになっていた。
丘のある駅に着いたときはもう夕方。
どこか田舎の、人気のまばらな小さな駅だ。
駅員もいるのかいないのか。

踏切を渡ろうとすると遮断機が下りてきた。
電車の通過を待つ人たちは、どれもうつむきがちで、まるで顔がないかのようだ。
服を身につけた影のような人々。
踏切の真っ赤な点滅灯だけが、鮮やかに真っ赤だ。
けれど無音。
あたりにはまるで音がない。
風の音も、波の音も、人の息吹も、足音も、密かな話し声も・・・
なにもない。

電車が一両通過していったが、まだ遮断機は上がらない。
ふたりのサラリーマンが、バーをくぐり、さっと向こうへ走っていった。
もう1両、反対から電車が通過していく。
やっと遮断機が上がり、踏切を渡ることができた。

海を見やると、さびれた風景が広がっている。
錆びて閉じっぱなしのシャッターや、字の取れた看板の向こうに、毒々しい赤で観光ホテルのネオンが光る。
歓楽街があるようにも思えるのだが、酔い騒ぐ人の声は聞こえてこない。

丘に向かって道を進んでいく。
静かな住宅街で、人の姿はまったくない。
夕餉の支度の音も、匂いさえもない。
日は暮れかけ、物を見分けるのもやっとのような薄闇が忍び寄ってくる。
その中、ジャーマンアイリスのような淡い青色の、けれどユリのような姿の花が咲いている。
夏の宵、芙蓉の花が街灯に浮き上がるように、ぽつり、ぽつり、と、青い淡い柔らかな花があちら、こちらに咲き競っている。
花に誘われるように丘に向かって上っていく。
丘の上には何があるのだろう。
なぜ、私はそこにいくのだろう。
わからない。

花は丘の上まで、ずっと咲き続いているようだった。
てっぺんが、月に照らされて、かすかに青く輝いているようだった。


posted by とんべり at 11:37| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の光景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月28日

執行猶予

判決はあまりにもひどい。ひどすぎる!
実刑3年6ヶ月の求刑だって低すぎるのに、実刑3年 執行猶予5年・・・

執行猶予?!!

まともな国民だったら誰だって毎日普通に送っている生活をたった5年やれば無罪放免。
すでに被告は晴れて自由の身。
事故前に遊んでいたおっぱいパブで酒を飲むことも可能なわけだ。

さらに腹が立つのが、裁判直前に送られてきた『200万円の慰謝料を払う誓約書』が情状酌量の元になっていることである。
通夜前に保険屋を名乗ってうちに上がりこみ、なんとか香典を押し付けようとした時、お金は受け取らないとあれほどはっきり言ったのに、こちらの気持ちを踏みにじる自己中心的な汚い行為が『謝罪』と『反省』と評価されたことには絶望を感じる。
たぶん、ぜったい受け取らないことが分かっていたから、断る時間を与えないようにぎりぎりに送りつけてきたんだと思う。
それでも、裁判前に受け取らない意思をはっきり相手に伝えて返しているし、公判の中でも拒否していることと、こちらの意に反して一方的に送りつけられることでどれだけ気持ちを傷つけられたか明言しているのに、裁判官が『謝罪』と評価したことには驚きと怒りを感じる。
加害者と被告弁護人と裁判官に『200万円の誓約書』と書かれた紙切れで頬を張られて、法の下に無理やり膝を折らされた気分だ。
たとえば強姦しといて『ごめんね、悪かった、これ慰謝料』と相手の顔に金を叩きつけたら、それって謝罪って普通思うわけなの?
私には『侮辱』だとしか思えない。
むこうの弁護士がこれまた悪質極まりなくて、「2日前に送られたという証拠が無い」と平気で言うんだから参った。
こんなマンガみたいな悪徳弁護士って本当に存在するんだと驚愕した。

昨日は荒れた。
荒れまくった。
加害者と悪徳弁護士と裁判官に、法廷で精神的に輪姦された気分。
ちょうど心療内科に行ったのだが、先生に欝が悪化してると訴えても「これ以上薬は出したくないからなんとか我慢しろ」と言われた。
弁護士さんや支援センター、叔父、叔母、父に、呪いとしかいえないメールを送りまくった。
いつも私の暴挙を静観する息子は「思い切り荒れてくれ。熊谷検察に『これは呪いの嘆願書です。今日中にこの嘆願書を7つの地方検察に送らないと、その検察は消滅します。』という呪い嘆願書を送れ」と言っていた。
彼も怒っているのだ。
この判決は、18歳というこれから日本を支えていく未来ある子どもに、日本の希望のなさと法の倫理的貧しさを突きつけたようなものだ。

友人が撮ってくれたダンスの写真を見るに、まだ3キロくらい痩せても問題なさそうなので、検察の前でハンガーストライキをするかとぼやく。
挙句の果てに、医者に止められてるのに薬と一緒に酒を飲み、意識朦朧状態。
2時間くらい気を失っていた。
目が覚めたらド真夜中。
自分の嘆願書が書けていない・・・
でも、こんな状態で書き出しても、出てくるのは呪詛の言葉ばかりだろう。
参った・・・
誰かこの地獄から救い出してくれ!と心の中で叫んだが、誰にも助けられないのは自分が一番良く知っている。
しかも、こんな時に公判資料のダンナの遺体写真をわざわざ見るんだから、極め付きのマゾ行為としか言い様がない。

そんな絶望と疲労と自虐の中でも、友人から送られる嘆願書のFAXの音が家に響く。
まだ、嘆願書を書くということが出来るなら書くしかない。
蹴られた4000人の署名と同じ運命だとしても、書かないわけには行かない。

他に一体、私に何ができる?
posted by とんべり at 15:01| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嘆願書

叫び散らしたいことは山ほどあるのでこれから書くとして、とりあえず控訴の嘆願書の見本をのっけます。
一筆したためても良いという方、ぜひお願いいたします。
私の夫の命は、イカタコウイルス以下なんですよ。
実刑3年 執行猶予5年て、まともな国民だったら誰だって毎日ふつうにやってる生活をたった5年続ければ無罪放免。
見つからなければ、その間、飲酒運転だって出来ちゃうわけです。


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嘆願書


さいたま地方検察庁熊谷支部 御中

平成23年7月28日


住所                         

氏名                       印


私は被害者の妻の友人です。(被害者との関係や立場を明記)
平成23年7月25日『さいたま地方裁判所熊谷支部』で判決の出た、5月1日発生の酒気帯び運転による自動車運転過失致死事件についてですが、加害者が多量の飲酒をしていたにもかかわらず、代行車を待たず運転を強行したこと、事故前後の記憶が曖昧になるなど運転に支障が出ている状況であったことを考えると、加害者のとった行動はきわめて悪質であり、執行猶予付きの判決は量刑が適正ではないといわざるを得ません。
飲酒をした状態で運転をしてしまう、その甘えの行動の原因のひとつは、尊い人の命を奪っても結局は『執行猶予』がつく判決にあるのではないでしょうか?
飲酒をした状態で運転する行為は過失ではなく『故意』なのです。
故意によって引き起こされた事故で失われた命への償いが3年6ヶ月の実刑では重過ぎるのでしょうか?(求刑は3年6ヶ月)執行猶予を与える意味はなんですか?
飲酒運転に対する人々の認識も変わり罰は重くなっている現状にもかかわらず、今回下された判決には強い疑念と司法への不信を感じずにはいられません。
また、裁判の際の加害者の言動から察するに、被害者の無念や遺族の悲しみを本当に理解しているとは言いがたく、ここは実際に刑に服し、猛省を促すべきであると考えます。
このことに答えるべく、厳正な審理を再度行った上で、公正な判決が下される必要があると思われます。
以上のことから、検察官から控訴されることを切に求めるものであります。


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ものを書くのが上手な友人が多く、私の書くことが無くなりそうです(笑)
丸パクリではなく、ご自身の言葉でご自身の怒りのお気持ちを表していただければと思います。
大変お手数ですが、全文手書きでお願いいたします。

タイムリミットは、今週の日曜に変更になりました。月曜朝一で最終便のFAXを送るようです。


以下の法律事務所にFAXしてください。(犯罪被害者支援センターから紹介いただいたまっとうな弁護士さんです。悪徳ハゲとは人間が違うので、ご安心ください)

043-201-5732(藤岡・合間法律事務所)

posted by とんべり at 14:13| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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