2009年11月08日

スターリング・シルバー

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1957年 アメリカ Fisher 作

ところで、このバラをアーリー・ハイブリッド・ティーと分類している人もいるようだし、アーリーと呼ばれるのはピース(1937年)までという説もあるようだし・・・
詳しい方、どなたか教えてください。
バラからすれば、どっちでもいいって感じでしょうが(笑

エポックメイキングな紫のハイブリッド・ティー。
こんな花色は見たことない!と作出当時は大いにもてはやされ、多くの紫品種の交配親にもなっている。
というのだが、とんべりは声を大にして言いたい。
今でも、このバラはすばらしい!

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↑とんべり、紫や茶色のバラが嫌いではない。
とくに紫は、あの独特のブルーローズ香がすばらしく、一株はほしいと思っていた。
だが、紫のバラは育てるのも難しいが、チョイスするのも難しい。
まずフロリバンダだが、花形はとんべり好みだが香りのあるものはほぼない。
ハイブリットティーはというと、1.5m以上の樹高になるものが多い上に、花形が苦手の剣弁高芯ばかり。しかも、太陽光で赤ヤケしそう。
こりゃー参ったねーと思っていたのだが、そんな時、運命の出会いがあったのである。

時はちょうどGW。
富士五湖ウルトラマラソンレースにダンナの応援に行った時のことである。
ばら園があると言うのでオルゴールの森美術館に立ち寄った。
ここのばら園、バラクラのような渋さはないし、思いっきりスイスしていてちょっと恥ずかしい感じはするのだが、湖に富士山と言うロケーションが大変に美しい。
バラは期待したほどは咲いていなかったが、鉢植えのバラがたくさん置いてあった。
その中に、きつい太陽の下、きりっと涼やかに紫色を保つバラが1株。
いい色だね〜と鼻先を近づけると、あのブルーローズの香りが香ったのだ!
タグを見ると「スターリング・シルバー」とあった。
実はジュリアとエヴリンにもここで魅了されている。
やはり、写真ではなく実際の花を見ると言うことはとても大事である。

帰宅して調べると、樹高1.0〜1.2mの小型のHTで、しかも咲ききったときのヒラヒラがナチュラルで高感度大。
お日様に当たってもクールなシルバーを保ち続ける。
これぞとんべりが探していたバラである!

さっそくこの3品種を買い求めたのだった(笑

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↑シャープな剣弁高芯咲きに咲きだすのだが、やがてかわいいヒラヒラになってくる。
この過程が、ジュリアはあっという間なのだが、スターリング・シルバーの方はもう少し時間がかかるような気がする。
形も色も押し付けがましくなく、周囲と調和する。
紫のバラらしく時にミステリアスに、けれど無邪気に振舞うことも知っている、そんな器用なバラである。

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↑スレンダーな直立形に育つようである。
樹勢はやはり弱いようで、あまりシュートが伸びてこない。
なので、花数も少ない。
けれど、わりとマメにつぼみを付け、気が付くといつもなんとなく花をつけている、そんな静かなたたずまいときちんとした存在感をあわせもつバラである。


posted by とんべり at 01:33| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

スキャボロフェアー

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2003年 イギリス Austin 作
日本人好みのイングリッシュローズ。
噂だが、どうも日本人にばかり受けているらしい。
桜の花びらのような淡い花容が大和心をつかむのだろうか?

初めて国際バラとガーデニングショーに行った年に発表されたバラで、会場で飾られてもいたし、苗の販売もしていたらしいのだが、あまりの人の多さに、展示にも販売にもまったく気がつかなかった。
ハッキリいって、バラより人出の方が印象的であった(涙
やたら疲れてしまい、以後、国バラには行っていない。

その年の秋にチェルシーガーデンで開催された大苗の植え込み講座に参加した時、使われていたのがこの品種。
イギリスの田舎を思わせる名前、ナチュラルな花、とにかく大きくならないことなどから購入を決意した。

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↑咲いた花を見て、ちょっと驚いた。
想像していたより大きい。
弁裏が色濃くて、表が薄く、かすかに黄色がかる花色は想像以上に美しかった。
そして香り・・・
ムスクとグリーンの混ざる柔らかな香りで、そんなに強くはないが、とても心地よい。

がっつり系のロゼットとは違い、主役を張る柄ではない。
咲いたからといって、大騒ぎするようなバラでもない。
うっかりすると写真をとることも忘れてしまうようなバラだが、ある朝、柔らかな光の中でかすかに揺れるその花をみつけ、思わず時が経つのを忘れてじっと見入る・・・
そんな、存在の花なのである。

2005年の花
posted by とんべり at 10:23| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

スイート・マザー

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ポリアンサと言えば!の「マザーシリーズ」
枝変わりしやすく、赤、オレンジ、白、ピンクなどがあるが、スイート・マザーはピンク・バージョンだ。
マザーズデイは、1949年 オランダ Grootendorst 作
スイート・マザーは、よくわからなかった。

開きだしは花弁の先が薄ピンク。
それがだんだん濃く染まってきて強いピンクになり、徐々に白へと褪色していく。
花持ちが非常に良くて、ゆっくりと時間をかけ変化していく過程がじっくり楽しめるし、一株でいろいろな色が楽しめるのでお徳である。
とにかく丈夫で手がかからない。
「母」はそうあってほしいと言う願望の現われか?(笑

日陰ベランダー時代にマザーシリーズ大元のディックコースター(赤)を持っていたのだが、くっきり横方向に伸びるので困ってしまい、お友達に譲ったことがある。
横張りなのはベランダ・ガーデナーにとってありがたくないのだが、コロコロかわいくて丈夫な、本当にナイスなバラなのである。

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↑こちら2005年、在りし日のディックコースター。
ううーむ、かわいいではないか!
見てたら、またほしくなったぞ(笑
いやみのない赤い花がきれいなグリーンの葉と調和して、非常に美しい。
同じマザー系といっても、コロコロ具合が品種によって多少違うようだ。

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↑昨年の12月に買ってきた時は、草みたいな挿し木苗だったが、その後、ぐいぐいシュートを出して、あっという間にがっちり苗に成長した。
たまたまかもしれないが、ディックみたいにくっきり横には伸びず、なぜか空に向かってすっくと伸びる。

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↑お菓子みたいでおいしそう〜〜♪
口に入れるとほんのーり甘そうな花からは、かすかにティーの香りがしてくる。
posted by とんべり at 10:35| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月05日

ジュリア

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1976年 イギリス Tysterman 作
とにかく女性に圧倒的な人気があるハイブリッド・ティー。
不思議なほど我も我もとジュリアになびくのだ。
男性はというと、ジュリアのようにシックなバラより、見るからにかわいかったり、色気たっぷりのバラの方がお好みのようである。
まあ女優さんも、やたら男に人気のある人から、女性から圧倒的支持を受ける人まで、様々である。

面白い・・・(笑

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↑裏弁は色が濃く、つぼみの時は赤味がかっている。
それが開きだすと、花とは思えないベージュ色をのぞかせてくるのである。
この「花とは思えない」というのがキーワードかもしれない。
きっとジュリア好きは、この「アタシをそこらの花と一緒だと思わないでほしいわね!」みたいな色にクラクラきちゃうに違いないのだ。
媚びてなくて主張があってオトコマエ〜〜〜♪という感じ。

香りもさっぱりしたティーで、女っぽくむんむんしていない。

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↑クールな剣弁高芯咲きで咲き出すのだが、ここでジュリアが大変身!
いきなり、ヒラヒラのカワイ子ちゃんになってしまうのだ。
色だって、とろとろのハチミツみたいなものになってしまう。

ツンデレである!ジュリアはツンデレだったのだ!!

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↑きっちりジュリアの写真をダンナに見せたところ「何、このバラ?枯れてんの?」と、ひどい感想だったのに、オルゴールの森美術館でヒラヒラ・ジュリアを見たダンナ、「かわいー♪これ、すっげーかわいー♪」と大喜びしていた。

女もバラも、どこか隙があったほうが男に好かれるようで・・・(笑
posted by とんべり at 11:00| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

ジュビリー・セレブレーション

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2002年 イギリス Austin 作
エリザベス2世陛下の即位50周年を祝ってその名がつけられたイングリッシュローズ。
イギリス人のおっさんが女王様に捧げたバラなんだから、そりゃもう自信があるわけですよ。
作出当時は、今までにない色のイングリッシュローズだと大騒ぎ。
事実、ほんとうにすばらしく、かつユニークなバラじゃないかと思う。
色や形が個性的なので、花だけ見てもまず間違いなく「これってジュビリー・セレブレーション」と言い切れるはずだ。

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↑ものすごくざっくり言ってしまえばサーモンピンクってことになるのだろうが、表のローズ、裏のゴールドが開き加減によって微妙に混ざり合い、実に豊かな美しい表情を見せる。
サーモンピンクと言えば、かなり派手な色合いのはず。
なのに、ジュビリーは周囲とみごとに調和する。
そのナチュラルな花形、透明感ある花弁のせいだろうか。
深いカップから咲き出した花は、密なロゼットへと形を変えていくが、花びらの先を少しとがらせつつ、自由な雰囲気で開いていく。

う〜〜む、ここにもオースティン・マジックが・・・

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↑雨もよいの天気のせいでオレンジがかって見えるが、オベリスクに添っているのがジュビリーである。
やわらかく美しいシュラブでそう大きくもならず、枝も密には茂らない。
きれいなグリーンの葉っぱも感じが良い。
いじるより自然に振舞わせた方が、雰囲気を壊さないように思う。

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↑香りは柑橘系のフルーツ香で、爽やか。
さっぱりした香りが、花の雰囲気にも良く合っている。

丈夫で病気になりにくく、暑さの中でも良く咲いている。
面白いのは、暑くなっても花が春と同じような形のまま、大きさだけが小さくなるところである。
色を変えたり、花びらを減らしたりせず、ただミニ化するところが、なんとも律儀と言うか・・・(笑

女王に捧げられたバラではあるが、丈夫で律儀、けっこう庶民的な頼もしいバラである。
posted by とんべり at 10:48| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

シャリファ・アスマ

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1989年 イギリス Austin 作
イングリッシュローズの中でも、花の美しさと香りの美しさ、強さで有名。

花びらがフリフリで、色も透明感あふれるピンク。
まるで赤ちゃんの頬のようである。
文句なく、だれだって「かわいい♪」と思うだろう。
香りも大きな魅力である。
ERで一番とも言われる強さはもちろんのこと、白ぶどうのような甘いフルーツ香で、モダン・ダマスクのいわゆる「バラの香り」とは違うが、まず高感度120%は確実と思われるすばらしい香りである。
「香りのバラ」というと、必ず名前が挙げられるほどである。

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↑直立する枝で、割と硬さがある。
花首がしっかりしているので、上向きに咲き、コンパクトに成長する。
葉っぱが見るからに硬くてバリバリした感じなのがちょっと難だが、それも病気に強いと思えばご愛嬌。
とにかく、幅広の暴れん坊は困ると言う方にはオススメである。

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↑半日陰のベランダで育てていた時は強い光に当たると縮れあがっていたのだが、直射日光をがんがん浴びるようになってからは、弱々しい見かけによらずけっこう花持ちが良くなった。
問題はスリップスにめっぽう好かれることである。
どんな白バラ、黄色バラより、大好きらしい。
気を抜くとあっという間に花びらがまっ茶色!
たしかに、うまそーな匂いである。
悪い虫がこんなイタイケないお肌に巣くって甘い汁をちゅーちゅー吸っているかと思うと、とんべり、腹が立って卒倒寸前である!

シャリファが花の時期は、常に片手に殺虫スプレーを持ち、つぼみにザーザー薬剤散布しているのだ。
「シね!」とか「コロす!」とか、ガーデナーには似合わぬ殺気立った暴言を吐きまくるとんべりをよそに、そよそよと咲くかわいいシャリファである。

2005年の花
posted by とんべり at 18:10| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

コーネリア

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1925年 イギリス Pemberton 作
ハイブリッド・ムスクの人気種。
アプリコットの小輪が大きな房になって咲く。
強く甘いムスクの香り。

この手のバラは、一輪一輪がどうこうと言うものではなく、枝の遊びを楽しみつつ、どばーっとたくさん咲かせて全体を愛でるものだと思うのだ。
しかし、狭いベランダでちょこちょこガーデニングしていた時に、つい買ってしまった(汗
とんべりのファーストつるバラなのである。

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↑こちらは購入当時の2006年の花。

もともと、とんべりはつるバラが大好き。
ブーケのようにきちっとしたブッシュタイプより、ナチュラルにぼーぼーしているシュラブやつるが好みなのである。
洗濯物も干さなければならないベランダで本格的つるバラはムリだとしても、しなやかなハイブリット・ムスクあたりならなんとかなるんじゃないか・・・
そういう計算で購入したバラである。

実際、悪くない感じであった♪
ベランダ奥の風通しも、日当たりも悪い壁際にはわせていたのだが、健気に花を咲かせるコーネリア。
ハイブリッド・ムスクの中でも、特に甘さの強いすばらしいムスクの香りをベランダいっぱいに放出。
環境が悪いので枝も太くならないし、我ながらナイスチョイスとご満悦。

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↑その強さを見込んで、引っ越した時に一番風の強い場所に置いたのだが、これがいけなかったようである。
ちっとも伸びずヨワヨワしく、後からやって来た強健つるバラにすっかり追い抜かれてしまい、ふと気づけば枯れていたのである・・・(涙
強風と言うのは恐ろしい。
葉っぱがどんどん千切れてしまうので、エネルギーが作り出せず弱ってしまう。

なので、現在の苗は2代目。
罪滅ぼしに植えた日当たりの良い場所でアーチに寄りかかり、ご機嫌で成長している。
まあ、ここまで育てればだいじょうぶであろう。
元来、半日陰OKのバラである。来年はエブリンと場所を交替して半日陰に動かす予定だが・・・

また気分を害して枯れたりしなければ良いが・・・(汗
posted by とんべり at 13:35| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

グレイ・パール

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1945年 イギリス MacGredy 作
アーリー・ハイブリッド・ティーの人気者。
あんな昔に、こんなシックでおしゃれなバラが作られたなんて!
といった驚きがスパイスになって食欲増進するんでしょうか?
皆さん、かなりお好きなようで(笑
たしかに、現代のようにカラフルなバラがあふれている時代なら、こういう王道をはずれたバラも作ってみようかと言う気になりそうなものだが、時は「アーリー・モダン」
ずいぶんと斬新な方だったのでしょう、作出者のマグレディーさん。

この写真は春の花で、かわいくピンクがかっている。
ま、これも悪くはないのだが、本来、グレイ・パールと言えばすっかり色味のぬけた欝な花色を鑑賞するものである。
とんべりも初めて写真で見たときは、あまりに憂鬱な色だったので驚いてしまった。

「こんなのが良いわけ?」と最初は思っていたが、赤やピンクのいかにも活き活きしたバラをずーーッと見ているうちに、グレイ・パールの活気のない色が目先にちらつくようになり、気がついたらなぜか買っていた(笑
もともと、ちょっとひねったような色は好きなのである。
さらに、名前がパールがらみな所も、タヒチ・フェチ心をくすぐったのだけれどね。

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↑こちら2008年の花。
どうしてこんな色になるんでしょう??

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↑剣弁高芯咲きからロゼットになるルーズな花形で、咲ききっても「うげ!」という感じにはならない。
香りは軽いティーの香りで、香りバラ・フェチの立場からすると「とりあえず付いてて良かった♪」レベル。
テディーベアみたいに日焼けして赤味が出ることはないので、安心してお日様にさらせる。
とんべり、この日焼けがどうも苦手。。。
紫・茶色系は赤ヤケする体質のバラが多いので、購入の際は一応用心している。

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↑弱いと言われるが、我が家ではけっこう元気である。
問題は、枝からいきなりつぼみをつけようとすることで、葉っぱがあまり茂らないのだ(汗
そういうの、弱いって言う??
ルイ14世もそういうところがあるんだけれど、太いシュートにいきなり花って、ちょっとないんじゃないのー?

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↑今年の秋花は病気とメンテ不足と台風直撃で絶望的なのだが、グレイパールはこんな毒気のない花を咲かせてくれた。
風にヒラヒラゆれる花びらがはかなくて、これはこれで風情がある。

2009年10月31日

グラミス・キャッスル

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1992年 イギリス Austin 作
イングリッシュ・ローズの白い花といえば、まず真っ先に思い浮かぶのがグラミスではないかと思う。
オールドローズには、実にすばらしい白いバラがたくさんある。
マダム・アルディ フラウ・カール・ドルシュキ アルフレッド・キャリエール ソンブロイユ・・・
でも、どれも一季咲きだったり、けっこう大きくなったり。
しかし、グラミスはオールドローズの雰囲気を持つ上に、非常にコンパクト、かつ四季咲き性の強い、まさにベランダガーデナーの守護神みたいなバラなのである!

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↑香りは中香でそう強くはないが、クリームのような甘さの中にちょっとスパイシーで苦味の効いた個性的な香りだ。
嗅いだことのない香りで、作出者によれば「ミルラ」と言うことになっているのだが、同じ系統のアンブリッジともエヴリンともメアリー・マグダレンともまったく違う気がする。
香りの定義の難しさと言うか、複雑性というか、個性というか・・・

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↑しかし、グラミスと言えばこれが有名!
「「グラミスたまご」
開きかけの時に、どういう具合だか芯がころころのむきたまごのようになる。
真珠の光沢を持つグラミスが作り出すたまごは、田崎真珠も真っ青の超艶照り天然パール。

色は純白と言うよりアイボリー。
アンティークなレースや、おばあさまの形見のパールのネックレス、年代物のカットグラスなどとよく似合う・・・みたいなクラシカルなムード満点のバラなのである(笑

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↑先出のグラハム同様、ビールス氏のおめがねにかなったバラである。
イングリッシュ・ローズの中ではちょっとうどん粉に弱い気もするので薬剤散布は必須だが、ばっさり葉を落としてもすぐ復活し、細くて張りのある枝を伸ばしながら密にコンパクトに茂り、美しい花を次々開花させるマメなバラである。

2005年の花
posted by とんべり at 09:11| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

グラハム・トーマス

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1983年 イギリス Austin 作
イングリッシュローズの2大人気種 メアリー・ローズとグラハム・トーマスの一角。
両方持ってるとんべり、マイナー志向とか言いつつけっこうミーハーです(笑

グラハム・トーマスとは、オースティン氏のバラ師匠の名前。
イギリス・バラ界の超重鎮だ。
そんな偉大な師匠の名前をつけたくらいなんだから、オースティン氏のこのバラに対する想いのほどが知れようというもの。
トーマス氏にはもう一人弟子がいて、それがかのバラクラ・イングリッシュガーデンとつながりの深いピーター・ビールス氏である。
オールドローズに代わりクラシックローズを提唱するビールス氏は、「世代を越え地域を越えて広く受け入れられているもの」「評判の確立しているもの」「時代を超越するもの」また“元気”で“人に活力を与え、しかもメンテナンスが比較的楽で、手入れの難しさからも開放されている強い品種で、個性的なもの”をその定義であるとおっしゃっている。
その氏が選んだクラシックローズに「グラハム・トーマス」と「メアリーローズ」が含まれているのだ。
数年前のバラクラのカタログだが、選ばれているイングリッシュ・ローズはこの2種を含めて9種。
(他 アブラハム・ダービー イングリッシュ・ガーデン ウイリアム・シェイクスピア ガートルード・ジェキル グラミス・キャッスル ヘリテイジ モリニュー)
ウイリアム・シェイクスピアは作出者自身が耐病性に難有として2000年にリニューしている。

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↑広めのところに引っ越すことが決まって、最初に「買おう」と思ったのがこのバラ。
小さく剪定して咲かせるテクもあるが、やはりバラは、本来、樹形も含めて鑑賞するものではないかと思う。
ただねー、日本の住宅事情ってモンが・・・
そういうことを言い出すと、どでかい庭がある田舎でしかバラ育てられなくなるし。
もしくは、金持ちのじーさんをだまして豪邸をゲット?
(こらこら、それは詐欺ですってーー!)
とんべりだって所詮は鉢栽培。
まあ、それなりに鑑賞してます(笑

うちのグラミスやシャリファと違って、これはチェルシーガーデンでフレグランスさんにチョイスしてもらった、とことん「純血」の苗である(笑

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↑大きめのボリュームある花だが、形がルーズなのでつるバラとして広い面積を占有してもくどくならない。
最大の魅力はその花色で、溶かしバターのようなこっくりした黄色は他ではなかなか見られないのではないかと思う。
純な黄色のバラは好みではないが、このグラハム・トーマスの色加減は絶妙!
イングリッシュ・ローズには微妙な黄色のバラがいく種かあるが、グラハムをしのぐバラはないのではないか?
蜂蜜を入れた紅茶のような、甘く爽やかなティーの香りもすばらしい。

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↑イングリッシュ・ローズの中でも、けっこう大きくなるタイプで、鉢栽培していてもびっくりするような太いシュートが出てくる。
半日陰も気にせずぐいぐい成長し、病気にもならず、たくさんの大きい花をがばがば咲かせ、返り咲きもする健康優良児だ。
さすが、ビールス氏のお墨付きである。

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2007年の花
posted by とんべり at 11:07| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

エクセレンツ・フォン・シューベルト

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1909年 ドイツ Lambert 作
ポリアンサ系の紫の小輪。
紫の四季咲き小輪バラを探していてチェルシーガーデンで出会ったのだが、カタログやバラ辞典で見たことがないし、ネットにもあまり情報がない。(今年は通販でも売ってるようですの)
ということで、とんべりもパイオニアか?(笑

樹高1.2mくらいになる株立ちで、花の重みでふんわり頭を下げる。
伸ばせばコンパクトなつるバラになので、紫の小輪四季咲きつるバラとして貴重だとのこと。
ファイルヒェンブラウはいいけど、でかすぎ&一季咲きがNGだと思っていたとんべりには願ったりかなったりだ。
しかも、このバラには香りが、それも中くらいの強さのオールドローズ香があるのだ!

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↑ネーミングから分かるとおりドイツ産のバラ。
ちょうど100年前のバラ。かなり古い!
もっと前から騒がれていても良いような気がするのだが、忘れられていた品種とか?
我が家でドイツ産といえばアイスバーグくらいなのだが、ドイツには質実剛健で信頼性があると言うイメージがありますな。
名前が音楽家にちなんでいるところも気に入っている。
ムスコがオケ部なので、なんとなくそこら辺からきてるのだが(笑
ラプソディ・イン・ブルーもそこら辺が気に入って購入した。
言葉攻めに弱いとんべりである。

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↑「これってスイート・チャリオットじゃね?」と思ったあなた!
はい、よく似てます。
実はとんべり、スイート・チャリオットをもっていたのだが、コガネのガキに根っこを全部かじられて枯死させている(怒
それ以来、なんとはなしにスイート・チャリオットを探していたのだが、なかなか出会えず、代わりにシューベルトに出会ったというわけ。
タグの写真を見て「似てそう?」と思っていたのだが、咲いた姿を見たらそっくりなので驚いた。
香りも良く似たオールドローズ香。
葉っぱもポリアンサの細長い形。

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↑んじゃなにが違うかって言うと、樹形がたくましい。
スイート・チャリオットはいかにもミニらしい細い枝をしゅーしゅー伸ばしていたが、シューベルトは比較的太くて赤味のある枝をぎゅ―んと伸ばしてくる。
この水色の線で囲んだ枝が全部シューベルトのもので、夏に黒点病でいったん成長が止まったことを考えると、いい勢いで伸びていると言えるだろう。
鉢は8号を使用。

香りも強いような気がするが・・・
個体差もあるので比較するのは難しいが、スイートは鼻をくっつけてクンクンしてやっと香る程度。
ミニだから香りのバラって言ってもこんなモンかといった諦めがあった。
シューベルトは近づくとふわっと香ってくる。
まるで軽やかな音楽の調べのように。
さすが、大音楽家の名に恥じぬバラよ。

今は亡きスイート・チャリオット(涙
posted by とんべり at 11:33| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

エヴリン

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1991年 イギリス Austin 作
華麗なアプリの大輪イングリッシュローズ。
クラブツリー&エヴリン社とコラボして花と香水が作られたと言う話しである。
なので当然、すご〜く良い香り♪
香料メーカーとのコラボといえば、日本バラ界のお父さん鈴木氏の代表作「芳純」、「ドフトボルゲ」近年では「ディオルサン」などなど。
エヴリンの香りは、基本フルーツにミルラが少しミックスした感じか。
香りのバラにこだわるとんべり、いつかは手に入れたいと思っていたのだが、樹高が高くなる上に返り咲きが少ないと言うことで、このマンションに引っ越してきてやっと購入に踏み切ることができた。

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↑先出のアンブリッジローズと似ているのだが、こちらの方は明らかにシャローカップもしくはロゼットになり、中心に花びらを巻き込んでしべが隠れる。
きちんとしたたたずまいだ。
アンブリッジの姉さん格といったところか。
アンブリッジが小学生のおてんばなら、エヴリンは高校生のお嬢さん。
「あらあら、こんなにきれいでおしとやかになっちゃったの?」と近所のおばさんに言われてちょっと恥ずかしげ。
昔はパンツ丸見えで逆上がりしてたが、最近ではフルートでお友達と合奏してますの、おほほ♪と言った感じか(爆

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↑とはいえ、おおらかで明るいバラである。
オースティン・マジックとでもいうのか・・・
堅苦しい気取りがない。

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↑大きく育てると返り咲きもするというので、そのつもりでスペースを確保したのに、ちょっと日当たりが悪かったのが気に入らなかったらしく、ちっとも大きくならない(汗
それでもちゃんと返り咲きしてくれた。
なんだか気の毒なので、来年は日当たりのいいところに移す予定だ。
posted by とんべり at 11:40| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウイリアム・シェイクスピア2000

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2000年 イギリス Austin 作
作出年が分かりやすい(笑
イングリッシュローズの赤の名花。
ダーククリムゾンから紫を帯びる。
「芸術的な」と表現される完璧なクォーターロゼットで、香りは濃厚なオールドローズ香。
もう否の打ち所がありませんよ・・・

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↑我が家の花の中でよそ様に一番人気が高い。
「これ、挿し木してくれない?」と言われてやってはみるのだが、成功した例なし。
皆さん、ズルしようとしないで苗木をちゃんと買ってください(笑

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↑女王のようなかんばせの割にはくどくなくて、他の花ともすんなり溶け込んでいるのはイングリッシュローズの特徴だろうか?
彩度が高くないので、落ち着いた雰囲気である。

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↑けれど、日焼けには弱い。
強烈な光を浴びると花弁の端がチリチリになってしまう。
色の濃い花の宿命だからしょうがないのだが、西日は当たらないよう置き場所に工夫している。

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↑花は完璧だが、樹形に難あり。
小型のHTみたいなものかと思っていたら、急に1.5mくらいのシュートがぎゅーんと伸びてそのてっぺんにいい花を咲かせた(汗
かと思うと、1mくらいのところでチマチマつぼみをつけたりしている。
樹形は安定しない性質らしいので、ベランダガーデナーには合わないかもしれない。

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↑そこらへん、気品はあっても我が意のままにふるまう王族の趣か。

2007年の花
posted by とんべり at 11:38| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

アンブリッジローズ

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1990年 イギリス Austin 作
イングリッシュローズのアプリコットの名花。
とんべりは、「どこか子どものような」花だと思っている。
特筆すべきはその香り。
ミルラとフルーツの混ざった、ちょっと嗅いだことのない、でも誰にも好かれる香りだと思う。
とんべりのファーストER。
ころっとしたディープカップに咲き出したときは、真珠の光沢。
やがて、ルーズに崩れていく表情の変化が良い。

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↑雨の中で

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↑ころころツヤツヤ

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↑エヴリンと似ている瞬間もあるのだが、違いはカップの深さと花びらのルーズさだろうか。
自由気ままに表情を変えていく。
そんな子どもっぽいところが、とんべりは気に入っている。

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↑秋の花

2005年の花
2006年の花
2007年の花
posted by とんべり at 12:00| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アイスバーグ

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1958年 ドイツ Kordes 作
いわずとしれた20世紀の名花中の名花。
って、みーんな言うんだよね〜〜(笑
写真で見てもあまりぱっとしないので、うさんくせーと思っていたのだが、ホムセンで出会ってしょえーー!となってしまった。
すばらしい花です♪
この花のすばらしさは、本物を目にしてみないと分からない。
なので、白い花が嫌いじゃないそこのあなた!
さっそく実物を手にしてみましょう(笑

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↑フロリバンダなのだけれど、ステムが長くて成長も早くて開花サイクルも短いから、あっという間にでっかくなってしまう。
1mくらいでコンパクトに収めようとするとムリがあるかもしれない。
むしろ、ぐんと伸ばしてオベリスクやアーチに沿わせて、幅が出ないように管理するほうがベランダガーデナーにとっては管理しやすいかも。

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↑白い花は数々あれど、純白となるとなかなかないもの。
そこへいくと、アイスバーグは純白。
ピンクやアプリやクリームがかったりしない。
潔い色なのだ。

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↑我がガーデンでは、壁よりの半日陰に置いてあるが、病気にもならないし、元気に枝葉を伸ばしてぐいぐい大きくなるし、花もしょっちゅう咲かせている。
かえって日向に置くと花が力強くなってしまい、華奢な美しさを失ってしまうらしい。
香りは微香とよく書いてあるが、とんべりは良く香るほうだと思う。
いっぺんに咲く花数が多いので、アイスバーグが咲き出すとバルコニーは爽やかなティーの香りに包まれるのだ。

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↑秋の花
posted by とんべり at 10:03| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

今年の花たち

まったく、なんで今頃、台風が来るんだ!!
もう11月になろうって言うのにどーゆーつもりだ!と天に怒鳴りたい気持ちだが、温暖化させてる人間のせいでしょーが!と自分に返ってくるだけだよなぁ・・・

けれど、暖かいせいかハイビスカスが花盛り。
ティアレも最後の一輪が咲き終わったところで、葉っぱはツヤツヤ茂りまくり。

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おかしな天気に振りまわされて散々だったけれど、そんな中でも健気に咲いた今年の花たちの写真をずずずぃい〜〜〜っとアップしていきます。
posted by とんべり at 14:19| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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