2008年06月05日

タヒチという名の薔薇 Final

102435.jpg「何とか物語」からタヒチが届いた!!

確かにタグには「タヒチ」と書いてある。
つぼみも5個ついている。
今にも咲きそうで、こやつが果たして本当に名乗っているものどおりなのか、確認できる日もそう遠くはない感じである。
タヒチなのか?今度こそ、本当にタヒチなのか??





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↑これがつぼみである。
偽タヒチとぜんぜん違うではないか!
これならサーモンピンクに咲きそうである。
まずはつぼみチェック、オーケー♪

しかし、ひどい苗なのだった。
なんと枝が1本しかない!
だいたい、枝3本はついていてしかるべきである。
1本しかないと、何かあったときの保険がない。
しかもその貴重な1本の根本あたりが、怪しく枯れこんできているではないか(汗
これは非常によろしくない。いつ枯れてもおかしくない。
タヒチじゃなかったら、絶対つき返しているところだ。
しかし、これはタヒチ(の可能性が)・・・
涙を呑んで引き取ることにした。

良く見ると途中のピンチ部分にも枯れこみがあって、見れば見るほどひどい苗で泣けてくる。
とりあえず切れるところは切って、枯れこみ防止剤を塗りまくった。
以前、冬苗を手に入れたときも、どんどん枝が枯れてきて往生したのだが、このタヒチは枝が枯れやすい性質を持っているのかもしれない。
そのせいだろうか。
検索しても愛好家による「タヒチ」の写真がぜんぜんヒットしてこない。
企業提供の写真ばかりである。
ジャリターの写真はびしばしヒットするのに、タヒチはかなり育てにくい品種なのかも。
などと思うと、これは何が何でもタヒチの写真をアップせねば・・・と、さらにガソリンなのである。

101940.jpg雨が降れば軒下にいれ、台風が来れば屋内に取り込み・・・
そうやってタヒチの開花を待つ間に、ジャリターが咲いてきた。

実に美しい、また他で見たことのないユニークな花である。
アプリコットの弁端がわずかにローズに染まって、気品のある華やかさが感じられる。
香りも強く、ティーを基調にした爽やかで甘い香り。
非常に花持ちも良く、グリーンがかったアイボリーにゆっくりと退色していく。
この天候不順の折、雨と強光のダブルパンチでばっさばっさと花びらを落としまくるイングリッシュローズの中にあって、非常に頼もしいのである。
イングリッシュローズは今年は本当にひどい状態で、まるで散るために咲いてきているような様相を呈している。
花持ちの良いピエール・ドゥ・ロンサールやハニーブーケ、偽タヒチが大変頼もしい。
イングリッシュローズはやはり日本向きじゃないのかと、落胆する今日この頃である。。。


と、浮いたり沈んだりしている間に、やっとタヒチが咲いてきた。

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まごうかたなきタヒチ!!
やっとやっと、2年越しで本物を見ることが出来た。
花弁の裏は濃いサーモンピンク。
表は濃いアプリコットから薄いアプリコットへ。
さらに外の弁は開くにしたがい淡いピンクへと退色していくのである。
華やかさとやわらかさ、複雑さをあわせもった花色に、花弁の多いアンティークな花容が、実に色っぽいような悩ましいようなあどけないような・・・
なんとも形容しがたい。

さらに特筆すべきは、その香りである!!
ティーを基調にした中に、強いフルーツ、かすかなムスク、グリーンが感じられるようだ。(もちろん個人的感想に過ぎません)
香りは状況によって刻々と変わっていくのだが、ある一瞬にはまるでかの「芳純」のような絶妙なバランスで香った。
う〜〜ん、そうだと思うのだが。
隣において嗅ぎ比べたわけではないが、はっとする香りであることは確かである。
とんべり、もう悶絶なのである〜〜
好きな雑誌を買ったら、おまけが超ゴージャスだった!みたいなもので、本当にめっけモンであった♪

113513.jpgやがてタヒチはみごとなシャローカップのクォータード・ロゼットになった。
これまた花持ちが良く、いつまでもいい香りで楽しげに咲いている。
どこかから、タヒチアンウクレレの軽快なメロディーが響いてくるようだ。

相当気をもんだが、苦労の甲斐はあった。
ついについに・・・

でも。

本当にこれで終わりだろうか?

枝もとの枯れこみはゆっくりとだが進行している様に見えなくもない。
シュートが出る気配も今のところない。
もし、この枝が逝ってしまったら??

第一園芸さんには、11月になったらタヒチを送ってくれるようお願いしておこう。
できたら挿し木もしておこう。

"Final"などと書いてはみたが、映画界では「そう思わせておいて」の"Reborn"だとか"Revolution"だとか"Ultimatum"なんてことがちょくちょくある昨今ではあるし・・・



posted by とんべり at 16:25| 千葉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 南の島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
咲きましたねぇ〜〜〜おめでとうございます!
・・・枯れ込まないで頑張っているのでしょうか(汗)
我が家も買ったばかりのティアレが1株、何もしていないのに勝手に枯れていきショックです。。。
しかしこのタヒチ、かわいいお姿ですね〜
最初は「どのへんがタヒチなんだろう」と思いましたが、咲いたお姿を見たら「おお!中心部からのグラデーションはタヒチの朝焼けのよう!」と思いました。
咲ききった姿はタヒチの昼間の空気の明るさですね!
うちにも欲しい〜 でも薔薇は難しすぎなのでやめときますが(^-^;)
Posted by anapanapa at 2008年06月09日 12:13
>anapanapaさん
枯れこみが広がってるような気が、かなーりします。(滝汗
花が終わったら、速攻、挿し木しませんと。

anapanapaさんのティアレも突然死したんですね。
まったく気難しいヤツですっ
うちも、オテマヌと名づけた大きい株が突然死しまして、なぜか弱そうなヒナノの方が生き残っています。
過保護はかえって植物をスポイルするからと、5月から屋外に放置し、現在、8号鉢を住処に、土もてきとーに赤玉土と堆肥を配合してみました。(ちょっとパーライトとゼオライト多めですが)
で、元気なことは元気なのですが・・・花の咲く気配は皆無です。。。
温暖化が進んでるんだし、もっと咲こうよ!と激しく思う今日この頃。
もう、ティアレの香りを忘れてしまいそうです〜〜(REVAだって同じじゃないし・・・)

私もこの薔薇のどこを「タヒチ」と思ったのか疑問だったのですが、そうか〜タヒチの朝焼けですか・・・
確かに色がどんどん変わっていくところは、朝焼けのようです。
さすが、anapanapaさん♪
Posted by とんべり at 2008年06月09日 18:40
すごくきれい!優しい色合いですね。
香りも良さそう〜♪
タヒチの朝焼けかぁ〜〜なるほどぉ〜〜。
Posted by MIN at 2008年06月17日 12:32
>MINさん
最近では、「南国=赤」と言う図式ではなくなってきたようです。
先日、「トロピカル」という品種名のハイビスカスを買いましたが、ピンク&アプリコットのおいしそうな色でした♪
Posted by とんべり at 2008年06月17日 13:34
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