2012年06月20日

嵐の夜に

今日はダンスレッスンのある日だったが、台風接近に伴い最大風速35メートルになると聞き、行くのを断念した。

新しく配置したアーチやフェンスがはたしてどれくらいの強風に耐えられるものか、実績がないので非常に心配だ。
枝が折れようが、葉がちぎれ飛ぼうが、また育てればよいだけのこと。
けれど、万が一にも何かが落下したら・・・
5階の吹きさらしにアーチやら何やらがあるのは階下の人からしたらとても怖いことだと思う。
ベランダ・ガーデナーとして、安全は最低限のマナーだ。

台風が首都圏直撃の可能性があると知って、二日前からせっせと強風対策をしていた。
が、一番風の強い時に外に出てみないと風の本当の威力はわからない。
レインコートを着込み防水ライトを手に嵐の中に突入した。

いつも思うことだが、私は自然を甘く見ている。
牙をむいたとき、改めてその怖さと力を思い出す。
怖い。
すごい風だ。
南向きのベランダから西向きのバルコニーに出るコーナーで体が一瞬浮いた。
レインコートが頭までめくれ上がる。
アーチは激しく揺れ動いてこのままでは危ない。
ロープを取り出し、暴れまわる端っこを懸命に手繰りながらアーチをツルバラや柵にぐるぐる結わえつける。
一番懸念していたコーナーのフェンスは、今にも吹っ飛びそうだ。
丹精したクレマチスのつるをひきちぎり、つるバラの新芽にお構いなくフェンスとアーチごと倒した。
とても立っていられない。
しゃがみながら、風の強弱を図りながらの必死の作業。
這いながら屋内に逃げ込む。
あとできることと言えば、風が収まるまでアーチを支え続けることだけだ。
そうしてやり過ごしたこともあるが、明日は午前から仕事がある。
そろそろ薬を飲んで休まないと明日起きられなくなる。
どうか、どうか耐えきってくれ・・・

台風が来るといつも植物に済まない気持ちでいっぱいになる。
私のわがままのせいでこんなところに植えられて、私が屋内でぬくぬくしている間も植物たちはあの暴風の中、必死に耐えている。
人間の傲慢さをつくづく感じる。
犬を飼う。
長い時間、留守番させる。
外に出るときは紐につなぐ。
猫を飼う。
家の中に閉じ込めっぱなし。

私は業でいっぱいの悲しい人間そのものだ。
でも、植物を愛している。
アルもティアもノイも私の大事な大事な宝だ。
私の業をどうか許してほしい・・・
posted by とんべり at 00:29| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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