2011年08月02日

モラルと決断

うちの近所で、毎年、商店街のお祭がある。
そこで、警察が飲酒運転撲滅キャンペーンをやってたんだそうな。
飲酒したら視界がどうなるかという特殊カメラを被験者につけさせ、直線を歩かせると言うもの。
息子がチャレンジしたらしい。
大笑いしていた。
「教育する相手を間違えてるだろう。子どもにこんな眼鏡をつけさせて、実際に飲酒運転して人をひき殺せば無罪放免。くだらない欺瞞だよ。
警察だけじゃない。日本の司法全部が欺瞞だ。
危険運転致死傷罪なんて、ただの目晦ましだろ。ニュースダネになるような凶悪事件だけに適用しといて、『ほら、こんなに罰が重くなってますよ』というけれど、実際は飲酒し放題、ひき殺し放題じゃないか。」
ご節ごもっともです。

悪徳弁護士や加害者がおかしいのはしょうがないとして、検察や裁判官のモラルが低すぎるのが、なんとも腹立たしい。
すでに今では、轢いた加害者より裁判官の方を憎んでいるくらいだ。
被害者遺族の私の目には、なんでもかんでも加害者に有利になるように判断して、ムリにでも執行猶予にしたかったように見えてしょうがない。

息子「法曹界で働いてるやつなんか、所詮、どいつも一緒だろ。目の前の書類をさっさと片付けることしか考えてないんだよ。」
私「そんなことをして、自分のことを恥ずかしいと思わんのだろうか?仮にも、人の命の問題なのに・・・」
息子「神経が麻痺してるんじゃないの?」
私「そんなヤツが、そもそも、どうしてこんな仕事に就いたのかねー?」
息子「金じゃない?」
私「そんなに儲かるの?悪徳弁護士は儲かりそうだけど。」
息子「裁判官はけっこうもらってるらしい」
私「税金で食わせてもらってる身なのに、無責任で無能な仕事しかしないなんて、政治家並みにクズだな。」

まるで立場が逆。
私の方が思春期の青いガキのようである(笑)
だが、私はあくまで検察や裁判官といった職業には、高い倫理観を要求する。
例えお脳が回っても、しっかりした倫理観がなければ就いてはいけない仕事があると思う。
特に裁判官は、何のために黒い法衣を着てるんだと言いたい。
なんだかご大層な理由があるそうだが、中身が伴っていなければただの茶番だ。

もうひとつ、腹が立つことがある。
「組織なのでしょうがない」という言い訳を何度聞いたことだろう。
そりゃまあ、検察やら裁判所やらは個人運営じゃないので一存でなんともできないことは多々あると思う。
だが、最終的に人は自分の意見や立場を自分の意思で決めなければならないとわたしは思っている。
それができないんだったら、人間でいる意味がない。パソコンにでもなって、コマンド入力でもしてもらってください。
責任の所在をごまかしたい時、人はすぐ「組織が」という。
ダンナは、できうるかぎり組織の中でも1個の人間であろうとしていたと思う。
そのことで、割を食うこともあったようだが、私はそんなダンナを尊敬していた。
骨のあるヤツだと思っていた。

控訴にはならないだろう。
「組織が」とか「判例が」とか言い訳をたくさんしながら、みんなで責任を投げつけあい、結局は死人にすべてを押し付けるのである。

まあ、しょうがない。
いくら言っても心のない人間に感じさせることはできないし、頭のない人間に考えさせることもできない。
加害者も、その親も、悪徳ハゲも、冷血保身裁判官も、(ここに『検察』も入ることにならなければ良い)、みんなゴミみたいな奴らだ。
ゴミみたいに悪臭を放ちながら、勝手に生きていけばいいと思う。匂いが移りそうで、そばに寄りたくない。
もちろん、何かの拍子で控訴になったら、その時は日本の司法のことも多少見直して、私も再度頑張ろうと思う。

ダンナは輝いていた。
私の周りにはすばらしい人がたくさんいる。
長く生きたってゴミのような生活では意味がない。
人生は長短ではない。
それが分かったので、もういい。
(ついでに言うと、うちの父はダンナが死んだ時「早死にする者は結局は負け組みだ」と言ったのである。
友達のほとんどいない父は、大勢に惜しまれたダンナにやきもちを焼いたんだろう。
せいぜい長く生きて、勝ち組とやらになればいいと思う。
あれ以来、父とは口をきいていない。)

そう達観したようなことを言ってみても、どん底気分は変わらない。
台所で膝を抱えて丸くなっていたら、息子がやってきた。
「司法ってゴミ溜めだな。裁判参加なんかするんじゃなかったな。」と弱音を吐いてみる。
「当初、裁判参加すると決めた時、母は『もし、これを投げ出したら自分を許さないだろう』と言っていましたよね。少なくとも、母は責任を投げ出さなかったのでは?」
それはそうだ。こんなに背負い込んで、潰れかかっている。
「怒りの矛先に、自分は含まれていないんでしょう?」
確かに。
だが、結果を出せなかった自分には腹を立ててるけど。
「だったらいいじゃないですか。目的は達成したんですよ。」

こいつは勉強はしないが、時々本当にいいことを言う。
多感な時期に、こんなろくでもない目にあって、歪んでしまったらどうしようと心配しているが、きっと親父みたいな骨のある人間に育ってくれるだろう。
日和見で、筋の通っていないヤツは大嫌いだ。
自分の価値観を持たないヤツは軽蔑する。
この子には、そんな大人になってほしくない。

時々考える。
私がなるべく裁判と関わり合いにならなかった場合と、こうやって裁判参加してあがきまくっている場合とで、何か息子に違いはあったのだろうかと。

何かしらでも、良い方に違いがあってくれたらよいと思うのだ。
posted by とんべり at 07:00| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日、はじめてブログを拝見しました。
わたしもランナーです。
何が出来るのか、考えて行きたいと思います。
自分のブログに、紹介させて下さい。
お願い致します。
Posted by kazu at 2011年08月02日 15:52
>kazuさん

ブログ、拝見しました!
これから踊りに行かねばならんので、またゆっくり拝見いたしますが・・・
お怪我、大変でしたね。
私も年一ペースでぎっくり腰に悩まされ、踊ることは愚か、まともに歩けない状態になることがあり、それはそれは焦ります。
kazuさんはぎっくり腰どころじゃないので、お辛いと思いますが、まだまだ若いんですから復活できますよ!
カルシウムとたんぱく質をがっつり摂って、養生なさってください。

拙ブログの件、ありがとうございます。
この3ヶ月、日本の民度の低さには驚かされっぱなしです。
ブログに、時々、妖しい踊りの記事が出てきたりしますが、そこら辺はさくっとスルーしていただくということで、このひどい状態を多少なりともどうにかしていきたいと思ってますので、どうか紹介してください。

貴ブログに載っていた言葉
「不幸が・・・」
とても身に沁みました。
自分もそうありたいと心から願っています。
Posted by とんべり at 2011年08月02日 18:18
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