2011年04月25日

自粛しない

日本がこんなことになってしまったなんて、いまだに信じられない気持ちだ。

一瞬にして3万人近くが亡くなった。
町がいくつも丸ごと流されてしまった。
原発が吹っ飛んだ上、放射能が漏れ、収束も手探り状態。
国土の一部が、たぶん何十年も、場合によっては永遠に汚染地域に。

人間が、こうもちっぽけなものだったとは。
文明が、こうも非力なものだったとは。
圧倒的な力で押し寄せる津波
燃え上がるコンビナート
制御を失って次々爆発する原発
すべてを失ってたたずむ被災者
毎日のようにあちらで何百人、こちらで何百人と見つかる遺体
電車が動かない
店から商品が消える
しょっちゅう停電する
飲み水から放射能が検出される
当然のように享受していた快適な生活が、実はどんな潜在的危険と弱者の搾取の上に成り立っていたか、疑問を感じず生きてきた自分が恥ずかしく、何の役にも立てない自分が情けなく、すっかり震災欝になってしまった。
過呼吸、立ちくらみ、手足のしびれ、じんましん、不眠症、食欲不振でめろめろだ。
仕事をしていても、今ここで大きな地震が来たら預かっている子どもたちを守ることができるだろうかと不安で吐き気がしてくる。
自分が仕事に行っている間に原発の状態が悪化して、千葉も緊急退避することになったら家にいるムスコはどうするだろうと心配で心拍数が上がる。
温かいご飯を食べたり、お風呂に入ったりすると、被災者の人に申し訳なくて、自分がクズになったような気になる。
そんな状態で一月ほどぐだぐだしていたら、ストレスのせいか、またぎっくり腰になってしまった。。。
本当にしょうがないヤツなのである。

TS3D0262.jpg
↑震災当日、通勤途中の両国から徒歩で帰宅
途中で遭遇した壁の崩れたお宅

そんなダメとんべりも、気温の上昇とともになんとかどん底気分から復活してきたようだ。
震災した人たちが瓦礫の中から立ち上がろうとしているのに、凹んでいる場合ではない。

TS3D0260.jpg
↑液状化?いたるところから水が噴出す
高架や地下鉄駅の天井からも漏水

力のあるヤツは力を出せ!
金のあるヤツは金を出せ!
知恵のあるヤツは知恵を出せ!
何もないヤツは元気を出せ!

松山千春もいいことを言う。

とんべりは残念ながら力がない。
募金は心ばかりしているが、そういうのは「金がある」とは言わない。
知恵もないが、浪人したムスコが工学を志しているので、いつか微力ながらお国の役にたつよう、まずは学校に入ってしっかり勉強せいと尻を蹴り上げている。
まあ、力も金も知恵も無いと言える。
そこへ行くと、元気だけは出す気になれば人の10倍くらい出るので、これはもう元気で日本の復興に貢献するしかないのである。


我が家は自粛しない。

ダンナは、あさって、「川の道 ニッポン横断フットレース」に出発する。
今回の震災でいくつかのレースが開催を見合わせたが、震災直後から我が家では「自粛はしちゃいけない」と言っていた。
特に、この「川の道」は、当面の衣食住を背負って己が脚だけで500キロ近く走るというサバイバルレースである。
関東圏では、先日の震災でかなりの距離を歩いて帰宅した人がたくさんいたと思う。
まだ、大規模余震の心配もあるし、東京直下や東海地震の不安も拭い去れない。
というより、近いうちにきっと来るだろう。
だが、人間、その気になれば500キロの道だって走破できるのだ。
この不安の時に、人々に勇気と力を与えるレースなのだから、ぜひ開催してほしいと思っていた。
主催の舘山さん、理事の皆様、英断ありがとうございます。

TS3D0261.jpg
↑だいじょうぶだったスカイツリー
一方、東京タワーは先曲がりに
技術の進歩はすごいが、それでも原発はいかんともしがたい・・・


とんべりも夏の発表に向けがんばっている。
震災直後は、夏は電力もさらに不足するというし、原発の放射能ダダ漏れのせいでお祭に呼ぶ予定の南の島の人たちが日本に来たがらないだろうから、開催は難しいんじゃないかと思っていた。
だが、大先生は超ポジティブで「ひどいことがあったけれど、人間楽しいこともないとダメだから、みんなどんどん参加して盛り上げてほしい」「チャリティーイベントなので収益は被災地に寄付するから、日本の復興のためにもどんどん踊ってほしい」とおっしゃる。
超ダメダンサーのとんべりも(超叱られながらも)『枯れ木も山の賑わい』で出してもらえそうな雰囲気なので、前向きに努力しているところだ。
しかし、初オテアなのに振り付けが難しすぎる。覚える曲も多すぎる。
オテア3本、アパリマ、アフロア、それから円陣になってくるくる回るマスゲームみたいなこと(先生はヒビナイと言っていた)もするし、本当に覚えられるのか、踊れるのか、ひじょうに不安である。
腰が全然回らなくてお尻の肉がぷるぷる揺れてるだけの状態なのだが(涙)、先生や上手な先輩方の後ろ〜〜〜〜の方でこそっと踊るだけだから勘弁してください・・・(言い訳)
とんべりがちょうど教室に入った時に先輩方がタヒチで踊るために練習していた踊りなので、それに自分のようなものが参加できるというのはたいへんにうれしいことではある。
悲喜こもごもってところです(笑)

お祭は7月23日、24日に駒沢公園にて。
当日は会場で各種ワークショップも開催するし、ショップも出る予定。
海外からダンサーやアーティストも来日の予定なので、ぜひ皆様、遊びに来てくださいませ。

TS3D0263.jpg
↑歩き出して3時間後、2本目の川を渡る
都心への道路は大渋滞で何時間も車は動かない状態だった
3本目の江戸川を渡ると我が家も近い
結局、4時間歩いて帰宅した
ムスコの顔を見たときはほっとした・・・
posted by とんべり at 13:59| 千葉 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日々の光景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本人は我慢強いし、器用だから地震と津波の復旧はいつかはなんとかなると思う・・。亡くなった方たちは帰ってこないけど。
新芽も芽吹いてるし気温も上がってきたし、きっときっとなんとかなる。世界も応援してくれてる。

でも放射能だけは心配。これだけはやっちゃいけなかったよ、政府に東電さん。

Posted by mappi at 2011年04月28日 23:54
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