
5月2日、さっそく南の島の空気を吸いに会場の新宿高島屋へ。
GW中とはいえ、一応平日なので、割合と人出が少ない。
会場も静かで、ヒーリングな音楽に耳傾けながら、ゆっくりと美しい海の景色に浸ることができた。
入り口を通るとまず目に飛び込んでくる大きな大きな写真!
巨大な麻布に大胆にプリントした写真は大迫力で、単に写真を見せるだけではなく、プリントする媒体にまで気を使う懲りように感激だ。
世界有数のリゾート・ホテルを紹介した写真群にはうっとりした。
今ひとたび若さを取り戻し、ハネムーンを過してみたいと思うような素敵なリゾートばかりなのだが、お値段の方もなんだかスゴそうだ。(汗
私たちが泊まった「ル・メリディアン・ボラボラ」の写真もあって、嬉しかった♪
そして、三好さんが愛するモルディブの写真の数々。
白い砂と青い波が清冽で、私から見るとちょっと冷たい感じがする。
月の光景・・・なんだかそういった無機質な感じなのだ。
次に沖縄の光景が続く。
三好さんお気に入りの「秘密のビーチ」は、とてもうらやましかった。
私もあんなビーチを心の奥にひっそりとしまっておきたい。
タヒチはそんな私の「心のビーチ」だったのだが、最近の観光局さんの大攻勢を見ていると、そんなことも言っていられなくなりそうだ。
みんなにタヒチを知って欲しい!
でも、誰にも知られたくない・・・
フェチ心はまことに複雑だ。
そう思いつつ歩を進めていくと、ちょっと異質な写真に出くわした。
我が家の博識王のダンナが、「おお、これは今度榎木孝明主演で映画化される田中一村の絵画のオマージュではないか!」とすかさずウンチクを垂れる。
「だれそれ?」と水を向けると、勢いづいてしゃべるしゃべる♪
なんでも南の島に惹かれて沖縄に移り住み、南の島を描き続けた日本のゴーギャンと呼ばれる人だというではないか。
う〜〜ん、そんな人がいたとは・・・
ゴーギャン好きとしては、放っておけないではないか。
この夏に映画が公開予定だそうなので、これも見に行かずばなるまい。

ちゃんと「楽園タヒチ」と木彫りの看板を設けてコーナーができていた。
コーナーを何度も何度も回り、オテマヌ山に笑いかけ、タヒチアンの笑顔に応え、パレオの柄にチェックを入れ、母子の写真には胸を熱くし・・・
一気にテンションが上がって、他のものが全部どうでも良くなってしまった。
間違いない。
私はやっぱりタヒチのフェチだ。(笑
そうやって何度も何度もタヒチを反芻し、南の島の空気を吸い尽くしてから、それでも後ろ髪引かれる思いで渋々と会場を後にした。
未練たらしくグッズ売り場に寄ってみる。
カタログはよい作りだったが、タヒチの写真が小さくしか載っていなかったので買うのをやめた。
フェチとはそういうものだ。
かわりに「名作写真館 三好和義@」(小学館)と気に入ったはがき数点を買って帰った。
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