2009年11月25日

メアリー・マグダレン

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1998年 イギリス Austin 作

4年ほど前のことだが、『ダ・ヴィンチ・コード』絡みでマグダラのマリアが注目された時期があった。
同じ頃、ジョルジュ・ド・ラトゥールという画家の作品展が日本で始めて開催されたが、彼の作品の中にはマグダラのマリアが描かれたものが数点ある。
どのマリアも誰かの頭蓋骨を抱いて、とても悲しそうにろうそくの炎を見つめているのだ・・・
こういう作品に描かれたマリアのロマンティックな魅力にすっかり参っていたとんべりが、愛するイングリッシュローズの中にその名を見出した時は、それはもう興奮したものである。

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↑見つけたのは、マダム高木の『すてきにバラ作り』の中。
まだバラを育て始めたばかりの頃で、栽培が難しいと言われるマグダレンを育てられるだろうか・・・?と非常に不安だったのだが、アタマに血が上った勢いで買ってきてしまったのだ。
が、とんべりの心配は杞憂であった。
病気にも強いし、シュートも良く出すし、よく茂って、よく咲く。

*とんべりの浅い経験に照らしてのことだが、バラはもとの性質もさることながら、接木がうまく言ったというような「個体の差」もかなりあるのではないかという気がする。
病弱と言われるバラが必ずしも弱いわけでなく、強健種が必ずしも強いわけではないようだ。
もちろん、それはひとつの指針になると思うのだが、育てる環境に合う合わないもあり、実際に育ててみないとなんともいえないと思う今日この頃である。

花もすばらしい。
娼婦といった奔放なイメージではなく、聖母のような清らかさに満ちた花である。
絹のような花びらは繊細なようだが、意外に強くて最後まで美しさをそこなわない。
最初は「なにこれ?」と思ったミルラ+ティーの強い香りも、なじむと個性的で忘れがたい。
アンブリッジとマグダレンは、もっとも頻繁に酸素マスクみたいに顔に当てて「ずほぉおぉおお〜〜〜」っと香りを吸いこんでいるバラである。
このふたつの香りは、嗅ぐと脳から何か出るに違いないのだ。
咲いている時は出勤前に香りを思い切り吸い込んでから出かけるのだが、できることならビニール袋に花を入れてフンゴフンゴしながら電車いに乗りたいくらいだ。
実にヤバイ・・・(笑

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↑咲き始めはゆるいカップだが、やがて平べったいロゼットになる。
中心に花びらを巻き込んでかわいいボタンアイになり、色もなんともいえない微妙なアプリコットピンクから、透き通るようなレモン色に褪色する。

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↑ロマンティックな名前といい、変化に富んだ花といい、習慣性のあるキケンな香りといい、実に魅力的なすばらしいバラである。



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↑2008年の花

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↑2007年の花



マグダレンとの出会い
2005年の花
2006年の花


posted by とんべり at 00:00| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バラ&クレマチス 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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