2009年05月02日

銀河帝国とタヒチとのある関係

IMGP0581.jpg古代中国とか近世日本の中にタヒチを見出してきたとんべりだが、いよいよ舞台は宇宙と未来へ・・・
そう、『銀河帝国』です!!(なにー)

『銀河帝国の興亡』シリーズとは、アイザック・アシモフという超アタマのいいSF界の巨匠(博士でもあります)が書きまくった一代SF叙事史である。
SFを愛読するとんべりだが、アシモフ巨匠の作品はロボットシリーズしか読んでいなかった。
ロビン・ウイリアムスが主演した、人間になりたかったロボットの映画があったでしょう?
あれは、巨匠がヒューゴー賞というSFのアカデミー賞みたいなもんをとった作品を映画化したものです。
手塚治虫氏が『火の鳥』で書いてるロボットのロビイ。
あれも巨匠が17歳の時に書いた作品からぱくってます。いえ、リスペクトしてます。
みんな大好き、アイザック・アシモフ♪

さて、ロボットシリーズは読んだとんべりが、なぜ銀河帝国シリーズを読まなかったのか。
だって、『銀河帝国の興亡』だよ?
どういうセンスで、こういう題名をつけるわけ??
原題は『ファウンデーション』というのだが、和訳する時に『帝国』になっちゃったんだね。作者のせいというより翻訳者のせい。
ま、内容を読めば気持ちは分かりますが・・・
SFにだってクールな題名は数々あるのに、よりによって『銀河帝国』っていうのはないんじゃないかと思う。

じゃあ、何で今さら読んでみることにしたのか?
実はムスコがガンダムが好きで、とんべりもお付き合いしてちょっとアニメを見てみたんだが、これがけっこう面白かった。
日本が独立国じゃなくてアメリカ連邦の「経済特区」だったり、中国とロシアがひとつの国になってたり、経済破綻した中東諸国がやけを起こして内戦したりテロしたり・・・
で、このリアルすぎる設定をSF的に盛り上げてるアイディアが、これまた巨匠の『銀河帝国』からのパクリっぽいのである。
どうしてそんなにモテモテなんだ、アシモフ!
よし、このモテモテの原因をいっちょ探ってみることにするか・・・ということで、読み出したのがきっかけ。
ま、本を読むくらいしか娯楽がなかったんですよ(笑

それで、いったいこのSFのどこがタヒチ的なのかというと・・・

シリーズ5作目、『ファウンデーションと地球』という、これまた残念なタイトルの本の中に、タヒチとNCのリフー島みたいな星が登場してくるのである。
まずリフー島。
草ばかりボーボー生えてる無人の惑星に着陸した主人公たちが、野犬の群れに襲われます。
(なんて書くと、リフー島って相当怖い島みたいですが・・・
事実、ある意味、怖いです。
それに、襲われたといってしまってもいいだろうなあ、あの状況は。
犬嫌いじゃないとんべりも、かなりおっかなかった。
犬嫌いの人は、泣いて日本に帰ってくるんじゃないだろうか?)
次いでタヒチ。
海ばかりの惑星の中に小さな島がぽつんと1個。
そこに人間が住んでるのだが、着ているのは「花柄の腰巻型のスカートとサンダルのみ」
容貌は「頭髪は黒くて長く、非常につややかで、腰のあたりまで垂れていた。肌の色は薄い茶色で、目は細かった」
この目が細いというのが気になるが、次の展開を読んで爆笑。
この登場人物の名前が「ヒロコ」というのである!
わ〜い、タヒチと日本の合体だ〜〜♪
そして、住んでいるところは掘っ立て小屋風だし、男は漁に出て女は畑で働いている。
騒々しくて、大食いで、フルーツジュースをよく飲む。
主人公はこの星をさしてこう言っている。
「ここの人々は人生を楽しみ、たとえ心配の種があるとしても、それがあまり多くない人たちなんだ。」
おお、タヒチよ〜〜!

けれど結末が皮肉である。
とても友好的に見えたこの星の人々は、じつは異星人嫌い。
自分たちには免疫だけれど、主人公たちにとっては致命的なウイルスを性感染させ、彼らを抹殺しようとするのだ。
南の島の住人が、西洋人に移された性病で人口激減した話しを巨匠も知っていたのだろうか?
巨匠は、人種差別や西洋中心主義や先進諸国によるいろいろな搾取にかなりむかついていた人道主義者であらせられた。
きっと、自分の作品の中で西洋社会のあり方に警告を与えたかったんじゃないだろうか?
なーんて書くと、一方的に西洋が悪いような感じだけれど、タヒチアン・ヴァヒネの中には「イヤだって言ってんのにムリになんかされた人」だけじゃなく、「レアな色白の男子に興味津々だった人」もいたんじゃないかとは思います。

かくのごとくインターナショナルであらせられた巨匠だが、実は飛行機が怖くて乗れなかったそうだ。
大宇宙をハイパー航行する無重力宇宙船のお話を書いてるのに、本人は飛行機もダメだったとはお気の毒な。。。


などなど・・・

ここまでお付き合い、ありがとうございました♪
「フェチはなんでもかんでもタヒチに見えてしまうんだろー」と言ってしまってはそれまでですが、なんだかクリエーターの皆さんもけっこうタヒチっぽいものが好きなんじゃないかって気がするんですよ。
お付き合いくださった皆さんは、これはもう絶対『タヒチフェチ』♪
posted by とんべり at 00:49| 千葉 | Comment(2) | TrackBack(0) | 南の島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白そうですね〜☆
タヒチさがし?タヒチつながり?

いいなぁ〜ヒロコは幸せ者。

タヒチイメージって精神衛生が良いんですよね♪

ゲド戦記シリーズのどれかにもあります。爆。
たしか刺青の入ったいかだ族。
でも陸で暮らさないし、名前は「アホウドリ」とかです。
Posted by こゆき at 2009年05月05日 16:21
アタシもヒロコになりたい!(爆)

いろいろなところで「なんちゃってなタヒチ」を発見しますが、それだけイメージが強いってことでしょうか?
友人に「フラ習ってる」と言ったら、「腰みのとココブラで踊ってんの?」と…(爆)
フラが流行ってると言ったって、そんなものなんですよね。

「ゲド戦記」は、とんべり、押さえていませんでした!
ル=グィン氏は大好きな作家で、氏の「闇の左手」は読みすぎたせいで本が解体したと言うのに…(汗)
時間を見つけてチェックしなければなりませんね!!
Posted by とんべり at 2009年05月09日 09:05
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