2008年09月23日

つるバラに惚れて、やがて地獄参り

51bV26TsIWL._SL500_AA240_.jpgバラに惚れたその時から、とんべりにとって「究極のバラ=つるバラ」だった。
ご近所に咲いていた燃えあがるようなカクテルのアーチは、フェチ心にしっかり条件付けされたのである。
今住んでいる殺人バルコニーつきマンションに越したのも、狭いベランダにシュラブやクレマやアイビー、ついにはつるバラまで這わせまくる無茶な自分にうんざりしたからである。

そんなとんべりであるから、マンションの規約が許す限りつるバラ三昧したかった。しかし、マンションにはガーデナーの敵「大規模改修」がある。欲望のままに暴走すれば、いずれは地獄である。
そう自分を戒めてきたのだが、ああ、なんたることか、運命の本に出会ってしまったのだ!
それは、鈴木氏の「バラに贈る本」に匹敵する出会いだったかもしれない。
その本とは・・・

「つるバラのすべて」 村田晴夫 著

う〜〜ん、タイトル。まず、これがイイ!
「〜〜のすべて」なんて、なかなか言い切れるもんじゃない。思い入れがてんこ盛りだ。

本の見た目にもセンスを感じる。
美の極致であるはずのバラの本や図鑑、その写真とかデザインがダサいと読む気をなくす。

けれど、なんと言っても内容にしびれた。
バラ作りに哲学を感じるような芯の通った主張が好きである。

つるバラの第一人者の村田氏には、この他に著作が何冊かあり、それまでもちょこちょこ立ち読みなどしていたのだが、その時は書いてあることが自分には理解できなかった。
というのも、その頃は、つるもシュラブもブッシュも強剪定緊縛プレイでベランダにすし詰めにしていたので、自然体のバラというものを知らなかったのである。
(どちらかというと有島信者だったわけですね)

殺人バルコニーに越してきて1年半。
多少バラに自由を与えることができるようになり、花以上に樹形が個性的だということに気がついてきたところであった。
我が家にはアーチがひとつあって、片方にメアリーローズ、もう片方にスノーグースを誘引してある。
で、アーチへの誘引といえば、たいていの本には例のつづれ折の誘引法が載っているから、とんべり、どちらもそうやってみたのである。
が、メアリーローズはきっちりしすぎてしまい、Tシャツの裾をインして着てるおっさん並にダサくなってしまった。
スノーグースは枝に張りがありすぎてつづれ折になってくれない。
そこを折れない程度にたわめて、留められるだけ留めてみたが、小さいアーチに窮屈そうしばられて、そこからバカみたいにでかい花房を垂らしてるのが、これまたよろしくない。

まあ、とんべりのテクもまずいんだろうけど、なんか巷の本に書いてあることってバラに向き不向きがあるんじゃない?と思っていたのである。
そんな時に出会ったのが、上記の本。

村田氏は、本の中でスノーグースを近年まれに見る傑作と評している。
自然に壁にもたせ掛ければ、そのままで絵になるというのだ。
思い立ったが即実行のとんべり、酷暑の中、アーチを引っこ抜いてスノーグースの鉢を移動し、壁にもたせ掛けてみた。
それはまさに、シンデレラの変身と言おうか・・・鉢担ぎ姫が鉢を脱いだと言おうか・・・アンジェリーナ・ジョリーがアクション女優に転進したといおうか・・・
とにかく、今まであまりパッとしなかったものが、ぴたりと適所にはまって真価を発揮した瞬間であった。

124520.jpg
↑こちら5月の写真。アーチ左がスノーグース

P1050289.jpg
↑移動後。ぐっとイイ感じに

村田氏、すっげーーーーー!

とんべり、すっかり村田信者になってしまった(笑

その村田氏が、せっかくつるバラを育てるなら、空間と樹形を活かせ、とおっしゃる。
我がつるバラといえば、アーチとオベリスクにバラの教本そのままの誘引。樹形を無視した一律な壁面への誘引。
どちらも、樹形を生かすというより、一定面積にいかに花数多く咲かせるかという誘引法である。
これじゃない・・・
とんべり、お花の陳列棚みたいなバラ庭ではなく、自然に生えちゃったようなバラ庭にしたい。
よし、大改造だ!!

その結果がこの写真↓
P1050318.jpg

バラにベストマッチすると村田氏お墨付きのオリジナル・パイプアーチを2本組み合わせ、窓の横、テーブルに固定する形でセットしてみた。
このテーブルの穴、本来はガーデンパラソル用なのだが、強風で飛ぶのが怖くてなかなかパラソルが使えない。なにかパラソルに替わる木陰が欲しかったのである。
今はハゲちょビンだけれど、来年はもっさり茂って程よい木陰ができるはずである!
う〜ん、我ながらナイス・アイディア〜♪

アーチに這わせるために、ハイブリッドムスクの「プロスペリティー」も新たに入手した。
香りがあって、返り咲きして、あまり大きくならない、村田氏も絶賛する半つるバラである。
しかも、我が家には「バフ・ビューティー」「コーネリア」「ペネロープ」とハイブリッドムスクが3種あり、さらにパティオローズ「タヒチ」だと思って買ってきたバラがどうやら「ヌル・マハル」らしいとわかり、なんとハイブリッドムスクが4種類!
こうなったら、前から好きだった「プロスペリティー」も育ててやろうという気になった。
あとハイブリッドムスクの有名どころといえば「バレリーナ」「フェリシア」「ラヴェンダー・ラッシー」?
いやもう、スペースがありませんから(汗

この他に、誘引をちょっと変えてみたり、枝先を遊ばせてみたり、配置を換えてみたりと、この時期できるデザイン変更をいくらか施してみた。
自分としては、自然体のバラ庭へ向けて多少のバージョンアップをしたつもりだが、果たして結果やいかに?
さても、来年の春が楽しみである。
鈴木氏の本とともにバラにはまり、村田氏の本とともにつるバラにはまり。
そして2年後には、暴走の報い、「改修地獄」が・・・

↓南側もけっこうキテます
P1050315.jpg

↓北側は、まじヤバイす
P1050316.jpg

どうしたら良いんでしょうね、このベランダ・・・(滝汗
posted by とんべり at 18:56| 千葉 | Comment(4) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ホームページを拝見させていただいています。
村田先生のオリジナルアーチをマンションのベランダに取り付ける予定です。パイプを固定する事で悩んでいます苦笑。パラソルを通すところへパイプを通していらっしゃるアイデア驚きました!
パイプの2本は結束バンドで止めてらっしゃるのでしょうか?
又、後部はどのように固定されているか教えていただけますか?
Posted by のん at 2009年05月09日 01:58
おはようございます!こちらは久々の爽やかなお天気で、まさにバラ日和♪
いよいよこれから、バラフェチ至福の時が始まろうとしています!

さて、ご質問の件ですが、うちは黒ビニールテープで3か所留めています。
というのも塗装がやわで、少し引っ掻いただけで剥がれるので、結束バンドだと風で揺れた時に剥がれるのではないかと思い…
でも、塗料はリタッチできるようオマケで付いてますし、今の所、大きく剥げたところはないですよ。

ポールの後方部分は鉢に差し込んでいます。
風の強いベランダでは、それだけでは心もとないのですが、バラが育ってくれば誘引したバラ自体がポールの支えになります。
うちは用心のために、サイドのトレリスとも連結しています。
かなりの強風にも耐えていますが、テーブルの下でパラソル用の重しに刺してあるのがミソでしょうか?
Posted by とんべり at 2009年05月09日 08:34
お返事ありがとうございました。
先日注文したオリジナルパイプアーチが到着し、週末天気がよければとりつけたいと思っておりましたがあいにくの雨でした・・。
大変恐縮ですが又何点か教えていただけたらと思います。
我が家にテーブルは・・・
ベランダが狭いのでサイズによって置けない場合もあるので悩んでいましたが、どうにかなるかと^^;テーブルはとても参考にさせて頂きたいアイデアだと思いましたので思い切って
買ったのですが、アーチ2本をパラソルの差し込み口に刺しているところですが、大体直径と高さはどのくらいですか?


アーチを鉢にさしている2鉢は大体、何号サイズの鉢になりますか?
又素材を教えていただけますか?
鉢うえの場合、パイプの外側にくるように設置するのでしょうか?又は内側でしょうか?


アーチは塗装がすぐはげてしまうんですね、まだ開封してませんので、イレーサーで2本繋いで結束バンドで手すりに固定と思いましたが、テープでも十分でしたらテープでやってみようと思います!

図々しいお願いですがご返答頂けますと幸いです。
Posted by のん at 2009年05月18日 00:50
>のんさん
今年は大事な時期に雨風が多いような気がして、日々怒りを新たにしているとんべりです。
温暖化のバカやろー!
「世の中に絶えてローズのなかりせば 初夏の心はのどけからまし」

さて、直径と高さというのはテーブルの穴のことでしょうか?パラソルのベースの方?
テーブル穴は、直径5センチ、高さ63センチです。
パラソルのベースは、直径5センチ、高さ40センチ。
で、うちで使ってるバラ鉢はプラ製で、内容量19リットルのスクエアポットです。
バラにとっては窮屈らしく、この時期すでに朝晩2回水遣りしないとバラがもちません。
もっとでかい鉢に移したい・・・
ポールはごくテキトーに挿してます。
ご自宅で合うように調整なさってみてください。

本来、マンションのベランダやルーフバルコニーは、パラソルやオーニングや物置、アーチみたいなもんは置いちゃマズイらしいです。
(みんな置きまくってますけどねー)
なので、万が一の事故が起きたら超やばいです。
とんべり、風害保険に入ってますが、風が吹くと怖い(滝汗)
マンションを追い出されないように用心しつつ、豊かなガーデンライフをエンジョイしようじゃありませんか〜♪
Posted by とんべり at 2009年05月20日 11:15
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