2011年08月16日

わんこ襲来!!

ついに、わんこがやって来た!!
前日までダンナの実家に行っていて、その間、ティアはホテルに預けていた。
帰りの高速バスが渋滞で2時間強遅れたが、ホテルに頼み込んで、その日の内になんとかお迎えに行けた。
なにしろ、離れていた二晩とも猫の夢を見たくらい恋しい。
息子も禁断症状だと言っている。
彼女が我が家に来てひと月、どれ程、私たちの暮らしに深く入り込んだかよくわかる。

翌日昼前、アルさんが到着。
バスケットから出てきた姿を見て驚いた。
でかっっ!!
まだ2ヶ月なのに、もうこんなにでかいとは。
がっしりした前足で私の膝に爪を立て、シッポをちぎれるほど振りながら、すごい勢いで腕じゅうべろべろ舐めまくる。
用意したサークルに入れたら、興奮して跳ね回る!
ベッドをくわえて振りまわす!
サークルに飛びかかる!
閉じ込められるのを嫌がってがって吠える!
あわてて菓子折を持って、お隣と下のお宅に挨拶に行った(汗)
サークルから出せばおとなしくなるが、それに慣らしてしまうと
、必要な時、入ってくれなくなる。
しつけが身に付く6ヶ月までの間は、留守番はサークルの中と決めている。
仕事から戻るたびに、家の破壊工作が進んでいるようでは困るからだ。

サークルが自分の居場所だし、鳴いても甘えてもダメなものはダメとわからせなければならない。
わんこと人間の根比べである。

なんだか職場にいる気分だ。
私の勤め先は、0〜2才はママと一緒のレッスンなのだが、3才からひとりで参加するようになる。
この時、よく修羅場になるのだ。
ママと一緒じゃなきゃイヤだ、英語なんかキライだ、先生あっち行けと泣きわめき、暴れる。
そこを力づくで無理やり引き離し、鍵もかけて、チェーンもして、靴も高いところに隠し、教室に放置してレッスンを続ける。
この時、ヘタに構うと注目されたと思い、一層ひどく泣き出すのだ。
子どもはそういつまでも泣いているものではない。
早い子はママの姿が見えなくなった途端に泣き止むし、大抵30分も泣けば、甘えは通用しないと諦めてレッスンに参加してくるものである。
たまにひと月泣きとおす子もいて、ママが連れ帰ろうとするのを押し留めて「私が抑えている間に行ってください」とお願いしたことがある。
するとママはショックを受けた表情で「なによ!私は先生がかわいそうだと思って言ってあげてるのに、どうなっても知らないから!!」と走って行ってしまった・・・
ママは息子がぐするのが内心うれしいのである。
この子には、自分しかいないと思って満足なのだ。
ほぼ100%、親離れできない子の親は、子離れできていない。
偉そうなことを言っているが、私も母子密着のダメ母だった。だからよく分かるのだ。

私は、仕事の参考になるので、ダメペットを更正させる番組や動物を調教する番組をよく観る。
ああいう番組を観ると、動物を良くも悪くもするのは飼い主次第。
子どもを良くも悪くもするのは親と教師次第だと痛感する。
しかしまあ、仕事で培ってきたノウハウと忍耐力が、こんなところで役立つとは(笑)


一方、先住者であるティアはというと、意外と平気。
考えてみれば、ペットショップ暮らしが長く、売り場のわんこや飼い主様に連れられてやってくるわんこに慣れているわけだ。
平然と寄っていって、じろじろ値踏みをしている。
わんこは人間様にしか興味が無い様子。
そんなティアも妙に甘えてくるところを見ると、多少のジェラシーはあるのかもしれない。
このツンデレ娘〜♪

昨夜は、わんこが我が家で過ごす最初の夜だったので、夜鳴きしたらどうしようかと緊張した。
幸い、明け方に寂しくなって一回鳴いたが、私に叱られてすぐおとなしくなった。
騒ぐと言っても、まだチビ助なので、すぐに疲れて寝てしまう。
とはいえ、なかなか神経が疲れる。
体力も消耗する。
おまけに部屋が臭い。。。
気分は週末のお父さんだ。
騒いでないでなんでもいいから早く寝てくれ!!と必死に願うが、いざ寝てしまうと、寝顔がかわいくて、静かなのがちょっぴりさみしい(笑)

灯が消えたような我が家に、ティアがきて 明かりが灯り、アルさんが来て火事場のような騒ぎだ。
でも、しっかりしつけたアルさんを連れて公園で遊ぶ日が楽しみなのだ
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ちなみに、アルさんは人の足の指をしゃぶるのが大好き。
なんでか考えてみたのだが、閃いた!
私の指は、乳首じゃなーい!!
乳は出んぞ…
posted by とんべり at 11:50| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | わんこ&にゃんこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月15日

コレクション @

私は着道楽ではないので、持ち物にお金をかけない。
ダンナはアウトドア・ブランドの服をちょこちょこと買っていたが、こっちはブランド物には関心ゼロ。
だいたい、仕事柄、いいものを着る機会がない。
子どもはゲロは吐くし、おしっこは漏らすし、洟は垂らすし、服をつかんで引っ張るし(一度、幼稚園児に腰のベルトにぶら下がられて切れたことがある・・・)、ユニクロで十分。
同僚のマーティンとは、「私たち、ユニクロおじさんとユニクロおばさん!」と良く笑っている。
そんな人間なので、ジュエリーなどにも関心がない。
アクセサリーは好きなので、アクセサリーショップには足を運ぶが、ジュエリーショップは素通りである。
持っている宝石と言ったら、ダイアの婚約指輪とスイート・テン・ダイアモンド(古い!笑)のペンダントくらい。
どちらも自分で買ったものではないな。

だが、ブラックパールだけは別格だ。
タヒチ・フェチを自称するからには、ブラックパールは必須アイテム。
タヒチにハマった十数年前、ブラックパールを着けていたら、友人に「お葬式の格好して、どうしたの?」と言われた。
「南太平洋の美学が分からぬ日本人めが!(あんただって日本人ですって) 白けりゃいいってもんじゃないぞ!!」と憤慨したものだが、ここ数年でブラックパールに対する認識もずいぶん変わった。
葬式→オシャレに大昇格。
喜ばしい限りである。
とは言うものの、貧乏性なので高いものは怖くて買えない。
それでも、自分としては勇気を振り絞り、財布の紐を緩めて、ぽつぽつとコレクションしてきたものがこれである。
『コレクション』と大見得を切るには、お粗末なのだが…

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ブラックパールの良い点は、サークルがあろうが、えくぼがあろうが、ラウンドじゃなかろうが、まったく気にせず気楽に使えるところである。
アコヤと比べると敷居が低い。
もちろん、上を見れば限がない。
ピーコックの花珠でラウンド&10cm超えのネックレスなんて、超高嶺の花。
ファアッア空港で『たひち君』のユウコさんに会った時、ゴージャスなネックレスをしているのが印象的だった。
成功した女性の証という感じ(笑)
もちろん、その陰には大変なご苦労があった様である。
ユウコさんの苦労話を聞いて、タヒチ移住を諦めたくらいだ。

そんなゴージャスには無縁だがが、マイ・コレクションは私の宝である。
中でも一番大事なのが、初めて買ってもらったペンダントだ。
ランギのゴーギャンパールでルースを買って、銀座で加工してもらった。

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当時はまだNAOKO&まさはるさんご夫妻が働いていて、作業場を見学させてもらった後、販売所の方にも連れて行ってもらった。
すると、あるある!
パールのルースがお値段別の箱に入って、無造作にごろごろ置いてある。
ここでダンナの顔を見てニッコリ♪
「記念に1個くらい・・・いいよね?」
ご夫妻がいる手前、ダメとも言えない。
「どうせそうなると思ってたんだ」とぼやいていたが、けっこう熱心に一緒に選んでくれた。
ご夫妻には「日本人は淡いシルバーが好みですから」と勧められたが、私は断然、色の濃いピーコックが好きだ。
真正ピーコックは予算オーバーだが、あれこれ吟味して、濃いグリーンに赤味ののった好みのパールを手にすることができた。

↓次に買ったのは、ファカラバの帰り。
搭乗のドサクサにまぎれてダンナを口説き、ファアッア空港にあるパール店にあった一番安いピアスをゲット。
お店のおっかないフランス人マダムは、最初、小ばかにしたように私を見ていたが、スモールトークしてお勧めを聞いてみたら、案外親切に選んでくれた。

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しかし、フランス人女性は、どうしてあんなに強そうなのだろうか?
自立心があるからなんだろうけれど、日本人から見ると、有りすぎるほど迫力がある。
けれど、ランギで同宿したおばあちゃんは優しかったなぁ・・・
おばあちゃんと一緒に来ていた娘さんは、アラフォーらしく見えたが、トップレス&Tバックで日光浴していた。
おばあちゃん自体、赤のビキニだった。
さすがフランス人。

タヒチで買ったのは、上の2点。
その後、タヒチに行っていないので、日本でお買い物を楽しんでいる。

↓anapanapaさんが運営しているネットショップHaeremainaで、タヒチ直送の、コードを使ったカジュアルでオシャレなネックレスをゲット。
これは大きな球が4個も付いていて、カジュアル・テイストながらもけっこうゴージャス。
身につける機会が、なかなかないのが悲しい(笑)
色合いが全部違っていて、ブラックパールの色味の豊かさを感じる。

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↓これはホイケの時、R先生がまったくやる気がない様子でオープンしていた露店で購入。
ホイケの帰りにつけて、家に帰ったらパールがひとつ無くなっていた(涙)
しかたなくルースを買うことにしたのだが、その時、見つけたのが『真珠の卸屋さん』という格安ネット販売店である。
デパートの半額と謳っているが、確かに安いんじゃないかと思う。
以後、パールはここで買うことが多い。

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↓『真珠の卸屋さん』で一目ぼれした花珠パール。鑑定書つき。
といっても、そんなお高いものではない。
持っているのはカジュアルなデザインのものばかりなので、ちょっとクールな雰囲気のものがほしかった。
おそろいのピアスも誂えた。
これはダンスのレッスンにはしていけないなぁ・・・
職場も危険だ・・・
子どもはカラスと一緒で、光り物が大好きなのだ。
洟を拭いた手で触られたりしようものなら、もう泣くしかない。

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↓駒沢公園のイベントで、ポリネジーなおじちゃんがまったくやる気がない様子でオープンしていた露店にふらりと入る。
雑に積まれたアクセサリーを掘っていたら、息子に似合いそうなチョーカーと遭遇。
タヒチ・フェチの息子ならば、ブラックパールのひとつは持たせなくてはならない。
で、「息子用なんだけど、どう思う?」と話しかけてみた。
おじちゃんは、「息子には玉が小さすぎやしないか。男はもっとでかい玉をつけるべきだ!」と言うのだが、お勧めパールはデカすぎ。ビー玉サイズだ。しかも真珠の質がいただけない。
で、「日本人はポリネジーみたいにでかくないから、やっぱり小さい玉にしとく。」と最初のチョーカーを選択。
ところが、値段がドル表示。
今日のレートがどうのこうのと電卓片手にすったもんだ。
なんだか、海外旅行に来た様で楽しい。
最後に、おじちゃんに「タヒチアン?」と聞いたら「ノー」と言う。
「ハワイアン?」と聞いても「ノー」
「サモアン?まさかニュージー?」と突っ込んだら、胸を張って「ポリネシアン!!」と言い切った。
く〜〜痺れる〜〜っ!
私もこんな日本人顔だが、心はポリネジーだ。
おじちゃん、気に入った!

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そういう私も、ダンスの影響なのか、最近だいぶ雰囲気が日本人離れしてしてきているらしい。
おばちゃんなのに、色が黒くて、妙に黒い長い髪をして、お肌の露出度が高い。
十分、妖しいようだ。
そういえば、カウアイでローカルなタヒチアンダンス・コンペを見に行った時、入り口で入場料を払おうとしたら「あなたダンサー?出場する人は払わなくていいわよ。」と言われた。
もしかして日系ハワイアンみたいに見えた??と大喜び♪

ちなみに、ポリネシアンなおじちゃんの店はワイキキにあるらしいので、再開する機会もあるかもしれない。


↓ラフィアの指輪は、息子のチョーカーと一緒におじちゃんの店で購入。
まあ、2点ともお高いものではない。
下のルースは、どこぞのデパートの催事で購入したピアスなのだが、珠が金具から落っこちた・・・
珠が落下するのは、タヒチ製ばかりではないのだ(笑)
そのうち、チェーンピアスにでもリフォームしようと思っている。  《つづく》

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posted by とんべり at 06:51| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 南の島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月10日

嘆願書ありがとうございました

昨日、弁護士さんから、事務所に届いた嘆願書のコピーが送られてきました。
我が家のFAXがちゃちで受信できなかったものや、弁護士事務所だけに送っていただいたものがあったので、やっとすべてを拝読することができました。

ある方は冷静に、またある方は情熱的に、けれど皆、一様に今回の判決に憤ってくださり、本当に嬉しかったです。
私自身、そうとう頭に血の上った抗議文を書いたのですが、立場上よろしくないと言うことで、弁護士さんにざっくりカットされました。
それでも、全文カット→書き直しかと思っていたのに、裁判官への抗議の部分は残してもらえました。
まあ、嘆願するわけですから、検察批判はよろしくないでしょう。
なので、皆様の嘆願書が嬉しかったです・・・

『謝罪』とか『真摯な反省』って、法曹界と一般社会では、まったく別のものを指すんですね。
今回のことで、わたしはこう思いました。
飲酒運転常習者の皆さん。
酔っ払って人をひき殺しても、裁判で土下座して、直前に『200万円の慰謝料を払う誓約書』と書いた紙きれと「加害者の親の気持ちをわかれ」と書き連ねた手紙を被害者遺族に送りつけてうつ病を悪化させ、「毎週、事故現場に花を供えています」と書くだけ書いた手紙をとりあえず裁判官に提出しておけばOK。
どんな謝罪をしたいのか聞かれたら「お墓に手を合わせる」「もう酒は飲まない」「ハンドルは握らない」と言っておけばOK。
飲酒運転はどんなことを引き起こしますかと聞かれたら「自分の家族に迷惑をかける」と言っておけばOK。
それで真摯に反省して謝罪してることになりますから。
それだけやっておけば、熊谷の裁判所では、事実上、無罪になるようです。
酒を提供した店もお咎めなし。(ちなみに、店は群馬にあります)
店に代行を頼んだら、待たずに自車を転がしてラーメンを食べに行ってもOK。
同乗者も・・・さて、どうなるんでしょう?取調べだけは受けたようですが?
飲酒運転天国、熊谷で思い切り羽を伸ばしてください。
けれど、歩行者と走行者は気をつけてくださいね。
熊谷の道路は車専用。
歩いたり走ったりする方がいけないみたいです。

被害者参加して、右も左もわからない素人が重圧に押しつぶされそうになりながら、悲痛な思いをあれだけ必死になって訴えても、実刑3年執行猶予5年です。
もし何もしなかったら・・・?
実刑1年執行猶予1年?
無罪?
司法の場がそんな状態で『飲酒運転撲滅キャンペーン』だなんて、笑わせますよ。

今度は、高裁の検事さんと裁判官のお仕事ぶりを拝見しに行ってきます。
posted by とんべり at 13:27| 千葉 | Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月08日

秘密の花園

やっと夏らしくなった太陽の下、久々にガーデニングに精を出している。
忙しさにかまけて放置した庭は、もうぼろぼろ。
ガーデンは人を映す鏡。
世話する人間の心が荒れていき、そして庭も荒れていく。

忙しさ・・・と書いた。
だが、それだけではない。
庭にいるのが辛い。どうしようもなく辛い。
ダンナのお気に入りの椅子は、ガタも来ていたし、危ないから捨ててしまった。
でも、まだそこにいるような気がする。
すごくするのに、いないのが辛い。
庭はここにある。
私はここにいる。
なのに、ダンナはどこに行ってしまった。
ぬけるような青空を見上げて、どこかそこら辺から私のことを見ているのかと問う。

「秘密の花園」というイギリス児童文学の名著がある。

亡くなった奥さんが愛していた庭を見るのが辛くなり、庭の入口に鍵をかけ閉ざしてしまった男がいた。
彼には一人の息子コリンがいたのだが、召使に託して放りっぱなし。
息子は病弱に、わがままに育ち、「大人になる前に自分は死んでしまうんだ!」と泣き叫んでは召使たちを困らせていた。
そこへ、両親を亡くした、男の姪っ子メアリーが引き取られてくる。
彼女もまた、わがままで青白い、親を失ったことを悲しむことすらできない子供だった。
大人たちに放置されたメアリーは広大な屋敷をさすらううち、コマドリの導きで古びた鍵を見つける。
それは長年閉ざされていた庭の鍵だった。
彼女は内緒で荒れ果てた庭の手入れを始める。
屋敷の庭師の息子ディコン(肩にカラスをとまらせ、ポケットにはリスを入れ、子羊を抱いて、足元にキツネをはべらせているような少年だ!)、コリンも仲間に引き入れ、庭は見る見る美しさを取り戻し、子供たちは生気を取り戻していくのだった・・・

子供の時にそろえてもらった『少年少女 世界の名作』(世界文化社)という絵本シリーズの中の一作で読み、司修さんの挿絵も素晴らしく、とても気に入っていた。
一度は手放したのだが、7年ほど前にフリーマーケットでシリーズ丸ごと発見し、捨て値で買ってきた。

庭は人の心を映す鏡。
今の荒れ果てたいたたまれないほど見るのが辛い私の庭は、私の心そのものだ。
だが、ぼろぼろの庭でも強風や水切れに耐え、葉は枝にしがみつき、一輪、ぽつりと一輪、けなげに花が咲いている。
小さく干からびたひどい花だが、それは紛れもなく花。
植物は必死に生きようとしている。

私も生きようと思う。
いつか、この庭にあふれるほどのみずみずしさと豊かさを取り戻したい。
そしてまた、私も豊かさを取り戻せたなら・・・
そう思うのだ。

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posted by とんべり at 18:13| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月07日

知識と究極

わんこを飼いたいという記事を以前書いたが、実はその週末には埼玉に仔犬見学に行って、すかさず契約してきた。
いつもながら、行動がすばやいと言うか、考える前に走っていると言うか・・・(笑)

事故現場に献花もしてきた。
近所のおしゃれな花屋さんで、真っ赤なハワイアンジンジャーをメインにひまわりを添えた花束をアレンジしてもらった。
ついでに、真っ赤なハイビスカスも植えてきた。
裁判の前日、父と母が訪れた時は、緑の葉が青々と茂っていたそうだ・・・

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私が見学に行ったブリーダーは、地方の郊外によくある普通のお宅の庭先に一軒家程度の犬舎がある感じ。
牧場みたいなものをイメージしていたので、ちょっとびっくりした。
ブリーダーさんは職人気質で、愛想はないが、仕事に頑固そうな雰囲気だった。

で、目星をつけていたわんこを見せていただいたのだが、小さい!
抱っこさせてもらったら、私の腕の中でくうくう寝てしまった。
もう心臓わしづかみ!母性本能超発動!!(爆)
迷うことなく、うちの子にすることに決めた。

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仲介してくれたDポケットさんによれば、ここのわんこはショーに出してもOKなレベルだと言うことだが、こっちはそんなことはどうでも良い。
社会性の基礎が身に付く3ヶ月までの間を、母親や兄弟と健やかに過ごしてほしいということだけ。
なにせビーグルは、しつけが難しい、頑固、特に男の子は手がかかるよ、と誰しもが言う。
社会性の基礎をきちんと身につけてもらわないと、後が大変である。
(といっても、仕事で手のかかる男子生徒を数多くしつけてきた身としては、犬ごときに負ける気はしない。誰がボスだかきっちり教え込む自信はある)
性別は絶対男の子と決めている。
名前もすでに決まっている。
察しの良い方なら見当がついていると思うが、そう、アルテマ=アルさんである(笑)
これはダンナのハンドルネームで、由来はRPGの名作『ファイナル・ファンタジー』に出てくる召還獣。大意は『究極』とでもなろうか。
私のハンドルネーム『とんべり』は、同じくFFに登場するモンスターに由来する。
夫婦そろってゲームオタクですいません(汗)

Dポケットさんはまめで、1週間に1度はわんこの写真と動画を送ってくれる。
うちの子は、最初見たときはハッキリした目力のある顔立ちだと思っていたが、成長するにしたがいどんどん穏やかな顔立ちになっていくようだ。
息子は「目がしょぼんとしている」というし、私は「ちょっとおっさん顔っぽい」と酷評。
その実、もう目に入れても痛くないほどかわいい♪
早く引き取りたくてしょうがないが、お盆にダンナの実家に行くので、お迎えはその後と決めている。

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息子はアルさんが来るのを少々恐れている。
犬に良くありがちな、ばふばふ言いながら飛びついてくる感じ。
あれが苦手らしい(笑)
できれば猫が飼いたいというので、それじゃあ、保健所にでも行ってもらってこようかと言う話しをしていた。
息子の希望は女の子である。
「名前は決めてるの?」と聞いてみたら、「うーん」とうなって顎をさすっている。
「もったいぶらずに早く言え」と攻め立てると、「サイエンスをラテン語読みしたものはどうかと思うのですが・・・」と言う。
「もともと、サイエンスとは『知識』を意味していたのですが、知識が科学を意味するようにだんだんなっていき、今では、科学=サイエンスを意味するようになったとか。」と相変わらず講釈が硬くて長い。
最近、ちょっとだけおしゃれに目覚めて、私が買ってあげたブラックパールのチョーカーをつけたり、フレグランスをつけたりしているが、このお堅いトークをなんとかしないと婿のもらい手がないぞ・・・

ただ「読み方がわからない」と言うので速攻ネットでチェックを入れると、『スキエンティア』と発音するらしい。
おお、なんだか昔のイタリアの高貴な女性の名前のようではないか!
だが、そんなヨーロピアンな名前を和風な三毛やアメ・カジなアメショーさんにつけるのは、なんとなく違和感がある。
ロシアン・ブルーなんかどうよ?などと、ふたりで妄想をたくましくしていた(笑)


裁判が終わってほっと一息。
息抜きもかねて、近所のペットショップにアルさん用品を買いに行った。
すると、だいぶ成長した白のペルシャが赤札見切り処分になっている。
サークルの横を通った時、目があったのだが、アンバーがかった淡いグリーンの目で、タヒチの黒真珠のようだった。
見ると性別は女の子である。
仰々しい『スキエンティア』と言う呼び名にも名前負けしない美貌だ。
私が魅入られていたら、ショップの人が抱っこさせてくれた。
抱っこ嫌いの猫らしいのだが、なぜか私の膝の上ですっかりくつろいでいる。
白い毛がふわふわで、お人形のようだ。
息子も心をわしづかみにされたようだし、ここで私たちが救出しないと遠からぬうちに処分される可能性も高い。
それに、アルさんが来ることを考えると、猫に手をかけられないし、月齢が高いのはこっちにとっても好都合。
というわけで、アルさん用品を買いに行って、猫を連れ帰った次第である(笑)

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こんなきれいな猫がなぜ売れ残っていたのか不思議だ。
「きっと、うちに来る運命だったんだよ。」と冗談で話しているのだが、ティアには本当に救われている。
執行猶予になって控訴が決まるまでの2週間は、本当に辛かった。
息子とふたり、暗い顔で陰気な話ばかりしていたのだが、そんな時、ティアが甘えてくると荒んだ気持ちが和んでホっとする。
「ティアがいなかったら、我が家は崩壊していたかもしれません」と息子が言っていたが、本当にぎりぎりの精神状態だったところを、にゃんこに大いに和ませてもらった。
私はティアのことを『猫型天使』と呼んでいるが、彼女は我が家に舞い込んだ福の神である。
おてんばさんだが、優しい子で、引っ掻いたり噛み付いたり絶対にしない。
ただ、ものすごくかまってちゃんなので、アルさんが来たら嫉妬すること間違いなしだ。
果たしてアルさんの命運やいかに?

息子いわく、我が家での序列は、母→ティア→アル→自分になるだろうということだ。
己を知っているな(爆)

『知識』と『究極』・・・

私たちの新しい家族である。

*DポケットさんのHPで、アルがモデルになってるっぽいです♪
親ばかですが、うれしいよーん(^∀^)
posted by とんべり at 15:35| 千葉 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日々の光景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

控訴決定!

検察が控訴を決め、本日付で起訴されました。
高裁で戦います!!


控訴はそんなに多くないと聞いていたので、もうほとんど諦めていました。
検察が3年6ヶ月の求刑をしたのも、4年の求刑だと執行猶予付きにするのに1年分の刑を削らなくてはならず(執行猶予が付くのは3年までの実刑)、かなり明確な酌量の理由がなくてはならないのに対し、6ヶ月ならなんとなく削りやすいので、検察は執行猶予の判定を裁判官に投げたのだと思っていました。
ですので、検察が積極的に動いてくれることはないだろうと・・・

今回のことでは、検事がだいぶ頑張ってくださったのではないかという話でした。
検事には、何かというと突っかかっていたので、申し訳なかったと思っています。
でも、他に訴える相手もいないし、被害者は検事にその気になっていただかないと何にもできないのが現状です。
日本の司法も捨てたもんじゃないですね。
ごみ溜め呼ばわりしてすみませんでした。
でも、今後の展開によっては、また暴れるかもしれませんよ。
グレたり、暴れたり、いいトシして何やってるんでしょう(笑)

とりあえず、道は閉ざされずにすみました。
この決定には、控訴の嘆願書に加え、4000筆の署名もプラスに働いたのではないかと思っています。

署名活動にご協力くださった皆様
傍聴に来てくださった皆様
嘆願書を送ってくださった皆様
ネットで抗議を表明してくださった皆様

皆様のご尽力の賜物です。
本当にありがとうございました。

まだまだこれからですが、気持ちを新たに、自分にできることをやっていこうと思っています。

今度は高裁かぁ・・・
はるかに来たものです。私は踊る主婦だったはずなのに。。。
あ、もちろん相変わらず踊ってます。
主婦なのも事実なんだけど、汚部屋化が進行中(汗)
posted by とんべり at 00:26| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

密やかな悪徳

息子がライターを持っていた。
「ヤケを起こして家に火をつけないでね」と言ったら、「いえ、これは友人と河原で花火をしたときのもので・・・」
「けっして喫煙してるわけではないと?」
「はい」
悪いけど、息子が喫煙する姿なんて想像できない。
幸か不幸か、その手の覇気が欠落している。
が、ここでひらめいてしまった!
私が喫煙したらいいんじゃないか?
何せ、飲酒の楽しみがない。
薬が切れる時間を見計らえばちょっとは飲んでもだいじょうぶなのだが、見誤ると意識喪失してしまう。
喪失してるほうが楽は楽だが、息子が心配するので気の毒だ。
息子を妊娠する前に禁煙したので、かれこれ20年くらいになる。
その後、不育症で立て続けに流産していた時に、やけくそで吸ったこともあったのだが、アホらしくてやめてしまった。
どうせ今回も一過性だ。
だって、お肌に良くないし、ダンスにも影響が出るし、マラソンも走らなきゃいけない。
だが、息子は怒っている。
絶対に吸ったらいかんと厳しくお咎めを受けた。
で、隠れてこっそり吸うことにした。
ティーンエイジャーの息子に隠れて喫煙する母親・・・
なかなか興味深い構図だ(笑)

といっても、買ってきたのはピアニッシモ。
肺活量の限り吸い込んで、しばらく肺にためていても、パンチがないことはなはだしい。
それでも、1本吸い終わったらそれなりにくらくらして、いい気分である。
でも、口がヤニくさくて最悪。速攻歯を磨いたが、ヤニくささが取れない。
こんな口臭をしていたら、愛するティア姫(*)に嫌われてしまうではないか!
いつの間にやらとんでもない値段になっているし、一箱吸ったら止めとこう。

(*)赤札処分価格になっていた売れ残りのペルシャ。新しい家族です♪

そういえば、ダンナはショートホープを愛飲していた。
ランギのホテル・ミキミキのベランダでタバコを吸っているダンナの写真がある。
ランのために禁煙してずいぶんになるが、今でもジッポのライターをカチャッと言わせる音が思い出せるのだ。
ジッと音がして紫煙が夕闇に立ち昇る。
足元には、ダンナのことを気に入ったホテルの飼い犬ボンボが忠実に座っている。
海の彼方を、ダンナはじっと眺めていた。

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posted by とんべり at 00:46| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の光景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

モラルと決断

うちの近所で、毎年、商店街のお祭がある。
そこで、警察が飲酒運転撲滅キャンペーンをやってたんだそうな。
飲酒したら視界がどうなるかという特殊カメラを被験者につけさせ、直線を歩かせると言うもの。
息子がチャレンジしたらしい。
大笑いしていた。
「教育する相手を間違えてるだろう。子どもにこんな眼鏡をつけさせて、実際に飲酒運転して人をひき殺せば無罪放免。くだらない欺瞞だよ。
警察だけじゃない。日本の司法全部が欺瞞だ。
危険運転致死傷罪なんて、ただの目晦ましだろ。ニュースダネになるような凶悪事件だけに適用しといて、『ほら、こんなに罰が重くなってますよ』というけれど、実際は飲酒し放題、ひき殺し放題じゃないか。」
ご節ごもっともです。

悪徳弁護士や加害者がおかしいのはしょうがないとして、検察や裁判官のモラルが低すぎるのが、なんとも腹立たしい。
すでに今では、轢いた加害者より裁判官の方を憎んでいるくらいだ。
被害者遺族の私の目には、なんでもかんでも加害者に有利になるように判断して、ムリにでも執行猶予にしたかったように見えてしょうがない。

息子「法曹界で働いてるやつなんか、所詮、どいつも一緒だろ。目の前の書類をさっさと片付けることしか考えてないんだよ。」
私「そんなことをして、自分のことを恥ずかしいと思わんのだろうか?仮にも、人の命の問題なのに・・・」
息子「神経が麻痺してるんじゃないの?」
私「そんなヤツが、そもそも、どうしてこんな仕事に就いたのかねー?」
息子「金じゃない?」
私「そんなに儲かるの?悪徳弁護士は儲かりそうだけど。」
息子「裁判官はけっこうもらってるらしい」
私「税金で食わせてもらってる身なのに、無責任で無能な仕事しかしないなんて、政治家並みにクズだな。」

まるで立場が逆。
私の方が思春期の青いガキのようである(笑)
だが、私はあくまで検察や裁判官といった職業には、高い倫理観を要求する。
例えお脳が回っても、しっかりした倫理観がなければ就いてはいけない仕事があると思う。
特に裁判官は、何のために黒い法衣を着てるんだと言いたい。
なんだかご大層な理由があるそうだが、中身が伴っていなければただの茶番だ。

もうひとつ、腹が立つことがある。
「組織なのでしょうがない」という言い訳を何度聞いたことだろう。
そりゃまあ、検察やら裁判所やらは個人運営じゃないので一存でなんともできないことは多々あると思う。
だが、最終的に人は自分の意見や立場を自分の意思で決めなければならないとわたしは思っている。
それができないんだったら、人間でいる意味がない。パソコンにでもなって、コマンド入力でもしてもらってください。
責任の所在をごまかしたい時、人はすぐ「組織が」という。
ダンナは、できうるかぎり組織の中でも1個の人間であろうとしていたと思う。
そのことで、割を食うこともあったようだが、私はそんなダンナを尊敬していた。
骨のあるヤツだと思っていた。

控訴にはならないだろう。
「組織が」とか「判例が」とか言い訳をたくさんしながら、みんなで責任を投げつけあい、結局は死人にすべてを押し付けるのである。

まあ、しょうがない。
いくら言っても心のない人間に感じさせることはできないし、頭のない人間に考えさせることもできない。
加害者も、その親も、悪徳ハゲも、冷血保身裁判官も、(ここに『検察』も入ることにならなければ良い)、みんなゴミみたいな奴らだ。
ゴミみたいに悪臭を放ちながら、勝手に生きていけばいいと思う。匂いが移りそうで、そばに寄りたくない。
もちろん、何かの拍子で控訴になったら、その時は日本の司法のことも多少見直して、私も再度頑張ろうと思う。

ダンナは輝いていた。
私の周りにはすばらしい人がたくさんいる。
長く生きたってゴミのような生活では意味がない。
人生は長短ではない。
それが分かったので、もういい。
(ついでに言うと、うちの父はダンナが死んだ時「早死にする者は結局は負け組みだ」と言ったのである。
友達のほとんどいない父は、大勢に惜しまれたダンナにやきもちを焼いたんだろう。
せいぜい長く生きて、勝ち組とやらになればいいと思う。
あれ以来、父とは口をきいていない。)

そう達観したようなことを言ってみても、どん底気分は変わらない。
台所で膝を抱えて丸くなっていたら、息子がやってきた。
「司法ってゴミ溜めだな。裁判参加なんかするんじゃなかったな。」と弱音を吐いてみる。
「当初、裁判参加すると決めた時、母は『もし、これを投げ出したら自分を許さないだろう』と言っていましたよね。少なくとも、母は責任を投げ出さなかったのでは?」
それはそうだ。こんなに背負い込んで、潰れかかっている。
「怒りの矛先に、自分は含まれていないんでしょう?」
確かに。
だが、結果を出せなかった自分には腹を立ててるけど。
「だったらいいじゃないですか。目的は達成したんですよ。」

こいつは勉強はしないが、時々本当にいいことを言う。
多感な時期に、こんなろくでもない目にあって、歪んでしまったらどうしようと心配しているが、きっと親父みたいな骨のある人間に育ってくれるだろう。
日和見で、筋の通っていないヤツは大嫌いだ。
自分の価値観を持たないヤツは軽蔑する。
この子には、そんな大人になってほしくない。

時々考える。
私がなるべく裁判と関わり合いにならなかった場合と、こうやって裁判参加してあがきまくっている場合とで、何か息子に違いはあったのだろうかと。

何かしらでも、良い方に違いがあってくれたらよいと思うのだ。
posted by とんべり at 07:00| 千葉 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | タヒチ走遊会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

イベント当日

次から次へといろんなことがありすぎるので、ブログを書くのが追いつかない。
全部、尻切れトンボになっている。
ダンス・イベントも23〜24日にあったのだけれど、その翌日の結審がとんでもない結果で、踊りどころではなくなってしまった。
控訴の嘆願書を友人にお願いしたり、自分も『嘆願書』という名の告発文を書いたり、その合い間合い間にどん底に陥ったりと、忙しかった。
この結審に関しては、また後日(激烈なヤツを)書くとして、とりあえずダンス・イベントについて。
とにかくもう、踊るしかない。
今週は、怒りを踊りで発散すべく、出られるレッスンには全部出ようと決意している。


というわけで、ダンス・イベントであるが。
どん底の日々の中、これは大きな救いとなった。
オテアを踊るのも初めてなら、ヘイバ・スタイルも初めて(ついでに言うと、あんな凝ったフォーメーションをやったのも初めて)、体育館というステージも初めてと初めてづくし。
さらに裁判との掛け持ち、うつ病もあって、言葉にできないほど大変だったが、途中で放り出さずにやり遂げて本当に良かった。

イベント前日は、衣装の準備などいろいろあるにもかかわらず、判決のことが気になって上の空。
結局、3時間ほどしか寝られなかった上、命綱の向精神薬を家に忘れてきてしまい、舞台の緊張も相まって欝がどんどんひどくなっていく。
午前中に場当たりと通しがあったのだが、本番当日になって『2列前に出ろ』などといきなり言われるし、右の人たちには『前列と1.5開けて』と言われ、左の人たちは1.0しか開けておらず、仕方なく微妙に1.25に立ってみたりと、本番にありがちなトラブルが続出。
それでも、生のタヒチアンドラムが轟く中、ライトに照らされてステージに立っていると、これまでの頑張りが報われるようで、こみ上げてくるものがあった。
この日は、息子と友人が見に来るので、息子にメールして「早く薬持ってきてー!」と何度も訴えたのだが、けっきょく間に合わず、ヤク抜き状態で舞台を迎えることに。
欝のせいなのか、緊張のせいなのか、疲れのせいなのか(たぶん全部)、過呼吸とめまいがする。
舞台でひっくり返らないかと不安が募る。

16時30分、舞台がスタート。


*野鳥を撮ってる友人が踊ってる写真を撮ってくれました。
相当距離があるし、動きも速いのに、さすが!
私ならブレ写真を量産してるところでしょう。
「おまえ、鳥だしな〜(笑)」とは友人の談。(私の名前には「鳥」が入っている)
こんな写真を公開して、どこまで自分が好きなんだよって感じですが、露悪趣味なんで勘弁してください(爆)
前述の記事で衣装写真を見て、体調を悪くした犠牲者がすでにひとり・・・

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↑我ながら、すっげー筋肉。。。
裁判のときに、タヒチアン・キックを被告にお見舞いすればよかった。
法廷侮辱罪になるのかもしれないけど、だったら侮辱したくなるような裁判をしないでほしい。

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↑揃ってて良かった〜
ここはドラムが速くて、いつも追いつかずに困ってたところだったんだけど、最後の1週間の特訓が効いたかも

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↑“ヘイ・プロトゥ”
オテアもいいけど、やっぱりアフロアやアパリマが好き♪

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↑息子に「トシながら、衣装も踊りも要求度が高いものに頑張って挑戦していることは認めよう。50点さしあげるが、70点ほしかったらあと3キロ痩せろ。」と言われましたよ。
だいじょうぶ。
日本の司法がワタクシのダイエットに貢献してやろうと熱心だから、3キロくらい軽い軽い♪

フォーメーションでさほど大きい間違いはしなかったものの、振りで細かい失敗がたくさんあって不完全燃焼。
それでも、お客さんの入りがいいし、すごく乗ってくれるので、こっちもエキサイトしてくる。
体育館で踊ったのは初めてだが、客席に囲まれているせいか、お客さんとの一体感がものすごくある。
これはいい!と思った。

オテア1stとアフロア、アパリマを2本踊ったところで衣装替えである。
着替えるのにはさほど手間取らなかったが、不安材料がひとつだけあった。
この3ヶ月で10キロほど痩せてしまい、きつかったモレがゆるゆる。
先生からカギホックをつけろと言われていたのだが、時間がなくてやっていない。
上からヒップベルトで締めているので、まあOKかと思っていたのだが・・・

衣装を替えて最初の踊りは、胡座をかいて円座を組み、下々の者が「オー!」とか「ヒー!」と掛け声をかけている間に、腰自慢の先生方や先輩方がおのおの、お色気を振りまく。
で、ここから立ち上がる時にモレを踏むと、最悪、パンツ全開状態となるので、いつも用心してそろそろと立ち上がっている。
この日も用心したので、立つ時には問題はなかったのだが、ヒビナウに入って踊りだした瞬間、「びり!」っと恐ろしい音がした。
モレを踏んづけてマジックテープが、はずれたのである。
ヒップベルトもウエストに上がってしまった。非常事態だ!!
が、恐る恐る腰を回してみると、どうやら一瞬はずれたものの、何とかくっついている感触がある。
これなら最後までもちそうだ。
若い子のパンツ公開ならサービスだが、おばちゃんでは犯罪になってしまう(滝汗)
意を決して踊りだしたが、動揺が激しく、位置を間違えまくりだ。
ペアを組んでいるNちゃん、ごめんなさい。

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↑“ヒビナウ”
内円と外円が反対方向にぐるぐる回りながら複雑に入れ代わる。
踊ってる私自身がどこにいるのかよく分からないのに、初見の友人に良く写真が撮れたと感心した。
野鳥を撮ってる人は、やっぱり腕が違う!

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↑この葉っぱは生で、酸性水を吹きかけたり、新聞紙にくるんだり、冷蔵庫に入れたりと、管理が大変。
今は、ダンナの遺骨の上に乗ってます。

なんとかオテア2ndまで踊りきったところで、さらに緊急事態発生!
本場タヒチアン・ドラムのおっさんども(見た目では分からないがヤングも女子もいる)が、完全にビートを間違えたのである。
ポーズをとったまま凍りつく。
踊れない!どーすんだ!!
間違いに気がついたのか、後ろのおっさんどもも、なんだか焦って掛け声をかけているが、途中で止めるのは、なお変だ。
きっと前列の先生が何かするから、それを見て真似るしかないと、1列目を食い入るように見ていると、先生が強引に踊りだした。
後で友人に聞いてみたら、間違った風には見えなかったと言うので、何とかリカバれたようである。
それにしても、プロのくせに何やってるんだか。。。
フラでも、生バンドは、こういうことが良くある。
おっさんどももギャルのナンパばっかりしてないで、ちゃんと仕事しろ!
ポリネシアンは、そういう能天気なところが魅力なのだが、時々、非常にイラつく。

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↑『本場タヒチ』のナンパおやじども。
でも、ドラムはすごい!
『太鼓の達人』の鬼レベをぜひ。

ハプニング続出の初日だったが、何とか踊りきった。
最後は、アフロア隊もそろって“イアオラナ・マナバ・エ・マエバ”を歌い踊った。
この歌は、大好きだがとても辛い。
何年も前、初めて覚えたタヒチの歌で、ダンナとタヒチとの思い出がたくさん詰まった歌なのである。

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この日、息子は小さい方の遺影を膝において、ダンナに私の踊りを見せていたそうだ。
舞台出だしのドラムを聞いた途端に号泣してしまった友人は、後ろの息子を見やったら膝にダンナの遺影を乗せているので、悶絶してしまったらしい。

世の中には、モラルがなくて、自分の頭で考えることも出来ない、クズみたいな人間がたくさんいるが、私は本当に人に恵まれている。
人の不運を我がことのように嘆いてくれる友人たちがいる。
力になろうと手を差し伸べてくれる友人たちがいる。
今回のことを通して、自分の周りにどれだけすばらしい人がいるか、よくわかった。
(どれほどのクズがいるかという事もわかったが)
後で知ったのだが、ハラウの生徒さんの一人が私のブログを読んでいて、ダンナのことも裁判のことも知っていたそうだ。知っていて、黙ってずっと陰で支えてくれていた。
彼女が気遣ってくれているのは気がついていたが、事情を知っているとは思わなかった。
人はひとりでは生きていけない。
ひとりで生きているように思っても、誰かに支えられている。

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↑踊るのに必死でダンナのことは最後にやっと思い出ししました。
この客席のどこかにいるダンナと、遠くから来てくれた友人と、拍手してくれたお客さんに感謝をこめて手を振りました。

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↑優しかったMちゃん
心遣いには気がついていました♪

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↑左から、野鳥撮りの友人 息子 超高齢出産の友人 その中身
この中身君、人間離れした私の厚化粧にすっかりおびえ、「おばちゃんのうちに遊びにおいで」と言ったら、マジ顔で嫌がってた(爆)
「おばちゃんの住む星では、みんなこういう顔をしてるんだよ」と言ったら納得している(するな!)
「もう、おばちゃんは自分の星に帰るね。」と言ったら、ほっとしたようだった。
わたしゃ、エイリアンか・・・

この日は、母と息子と3人で、屋外ステージのPPCのショーとファイアーダンスを堪能。
このPPCの男性ダンサー、ボデーが非常によい♪
精悍で、色が黒くて、盛りマッチョ。目の保養になる。
息子も彼らのカッコよさに感銘を受けたようで「モテそうな方たちですね」と言う。
すかさず、「よし!お前も母と一緒にタヒチアンを踊れ。色黒のマッチョになってマロ(ふんどし)をはけ。バイオリンなんか弾くな、タヒチアン・バンジョーをかき鳴らせ!」といつものDVを発動してみたが、息子もさる者、「遠慮しておきます」とかたくなだ。
母好みの男に育つ気はないらしい(笑)


翌日は、集合も遅かったしたっぷり眠れて気分爽快。
リラックスして踊ることが出来、完全燃焼できた。
声もよく出た。
ホット・オテアの直前、尊敬するT先生と向かい合わせになるところがあるのだが、先生と目が合ったらうなづいていた。
どうやら、私の暴挙は容認されたようだ。

ステージのあとにはけっこう大変な後片付けが待っていたのだが、先輩のMさん(踊りが上手でかわいくて、密かにファンである)が、「スタッフになってない人はそろそろ帰っていいよ。帰りづらいだろうから、みんなで荷物まとめて、さっと出ちゃいな。」と気遣ってくれた。

表に出ると、もう夕刻だ。
ちょうど、ハッピーアワーの時間。
売れ残っていたハワイの地ビールを買い、いけないとは思ったものの2ヶ月半ぶりにアルコールを口にした。

屋外ステージからポリネシア音楽が流れてくる。
ジョギングコースをランナーたちが走っていく。
フットワークがとても軽快だ。

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舞台の後で友人と話す時間があったのだが、ダンナが死んでからおかしな因縁がついて回っているという話題になった。
ダンナが死んだのが、ダンナの親友の結婚記念日。
裁判の日が、私たちの結婚記念日の翌日。
イベントの翌日が、結審の日。
わんこのブリーダーの場所が、事故現場の近く。
イベントが催された場所が、駒沢公園。
実は、ダンナと私は駒大の演劇部で出会っていて、駒沢公園は部活で毎日出入していた思い出深い場所である。
「駒沢公園って聞いたときには、マジかよ?って鳥肌が立っちゃったよ」と友人は言っていたが、何十年も縁がなかったのに、どうしてこういうめぐり合わせになるのか、自分でも不思議だ。
「ドラマだったら『いくらなんでもこれはないだろう』って設定なんだけど、現実だからなあ・・・」(この友人は、中国ドラマや映画の字幕翻訳をやっている。高校時代は脚本を書いていた。)
「韓流ドラマも真っ青じゃない?毎回山場があったり、どんでん返しがあったり、登場人物もどうしようもない加害者連中とか、破廉恥な悪徳弁護士とか、冷血裁判官とか、同情して号泣しちゃう強面おまわりさんとか・・・」
「え?!おまわりさん、泣いたの?検事も論告求刑のとき、声を詰まらせてただろう?」
「本人は泣いたんじゃない、詰まっただけだって言ってたよ。」
「なんだかなー」
「ほんとにねー」
指輪の注文をしたジュンコさんも、私のことを健気だと言って泣いていた。
みんな、泣いている。
だが、当の私は裁判以来、まったく涙が出ない。

あたりはすっかり暮れてしまい、ステージのライトが闇にまぶしい。
ランナーたちが影のように走り抜けていく。
ポリネシア音楽が、切なく響く。

ダンナ、何とか踊りきったよ。
裁判も、なんとかやりきった。
でも、明日は結審なんだよ。
一体、私たちはどうなるんだろう・・・
そう思いながら、ほんの少しだけ泣くことにした。

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posted by とんべり at 11:13| 千葉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | フラ&タヒチアンダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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